「ウクライナの子どもたちのために、自分たちにできることはないか」・・・。2022年3月に生徒会執行部の生徒から問題意識の声が上がりました。そこで、「ウクライナで自分の家を失い、避難生活をしている子どもたちのことを想像してみてください。私たちと同じ、あるいは年下の子どもたちが、いつ攻撃を受けるかと不安な毎日を送りながら、不自由な生活をしているのです。私たちにできることは少ないかもしれませんが、生徒会執行部では“ウクライナの人たちのためにできること”を、全校生徒で考えていきたいと思います。“ひとりの人間として、私たちに何ができるのか”を、各学級で真剣に話し合ってください」と、4月の生徒総会で提案しました。
生徒総会で各学級から出された意見をもとに、5月にはユニセフ募金に協力する取組をおこなうこととしました。ボランティア委員会が各学級で呼びかけたほか、吹奏学部のコンサートでも募金活動を行いました。集まった募金は、岩手県ユニセフ協会“花巻友の会”の林正文会長と櫻田正巳さんに来校いただき、贈呈しました。
更に、7月には生徒会執行部の提案により、全校生徒で「平和への願い」を込めて千羽鶴を作ることとしました。鶴を折るにあたっては、地域の方から折り方指導をいただきながら取り組み、8月の花巻市戦没者追悼・平和祈念式において奉呈したところです。全校生徒の平和意識が高まる取り組みでした。これからも、自分たちにできることを考え、活動を続けていきたいと思っています。