緊急支援情報
UNICEF 北東アフリカ緊急募金受付開始
2000年4月12日付 速報
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ユニセフは、干ばつの最も大きな被害を受けたエチオピアの子どもと女性、及びエチオピア・エリトリア紛争による避難民のため、以下の分野で緊急支援活動を実施している。
-
保健・栄養
下痢による脱水症を防ぐための経口補水塩や感染症に対する抗生物質、マラリア予防のための蚊帳の提供。妊産婦や乳幼児に対する予防接種。干ばつの被害が大きい地域の栄養不良の子どもに対する高タンパクビスケットの提供と、子どもの栄養状態を把握するモニタリング活動。
- 水と衛生
給水タンクや飲料水袋の提供、井戸の設置と修復、避難民に対する衛生教育。
- 教育
避難民の子ども2万7000人に初等教育の機会を提供するため、簡易学校を開設する建設資材、机、椅子などの教室備品の提供、教員の訓練。文房具や教材の配布。干ばつによる被害が甚大な地域の子ども12万人を対象に、小学校に給水タンクの設置、教材・教具の提供、教員訓練を実施。
- 特に保護する必要性の高い子どもと女性の支援
地雷が多数敷設された地域で避難民となった家族に対し、地雷に関する安全教育を地元NGOと協力して実施。また、紛争により心に傷を負った子どもに対して心理的ケアを行い、両親とはぐれた子どもに家族との再会支援プログラムを実施。
ユニセフは、エチオピアにおける緊急活動のための資金約770万ドル(約8億円)に対する支援を国際社会に呼びかけている。4月1日までに約300万ドルの提供を受けたが、依然緊急活動のための資金470万ドルが不足している。
プロジェクト |
紛争避難民 |
干ばつ被災者 |
合計 |
保健・栄養 |
510,000 |
782,000 |
1,292,000 |
水と衛生 |
591,000 |
2,300,000 |
2,891,000 |
教育 |
810,500 |
1,599,800 |
2,410,300 |
特に保護を必要とする
子どもと女性 |
68,800 |
− |
68,800 |
救援・避難施設 |
897,000 |
61,300 |
958,300 |
物資運搬費等 |
99,500 |
− |
99,500 |
合計 |
2,976,800 |
4,743,100 |
7,719,900 |
|
単位:米ドル
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