新型コロナウイルス緊急募金
2020年より新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる深刻な影響から子どもたちとその家族を守るために取り組んできた「新型コロナウイルス緊急募金」は2022年12月27日をもって終了しました。
みなさまからのお力添えにより、これまでに約40億円のご支援をお預かりし、ワクチン供給業務に加え、「コールドチェーン」とよばれる低温物流システムの整備、保健員のトレーニング、 接種に不可欠な医療器具の提供などに大切に活用させていただきました。
みなさまのご支援に感謝申し上げます。引き続き、世界の子どもたちが健やかに過ごせるよう、ユニセフ募金にご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
© UNICEF/UN0688746/Ngombua
コンゴ民主共和国で新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける女性(2022年撮影)みなさまのご支援でできたこと
ユニセフは、新型コロナウイルスワクチンの恩恵がすべての国の最も脆弱な人々にまで行き渡ることを目指す、世界約190ヵ国が参加する国際的なワクチン調達の枠組み「COVAXファシリティ」のパートナーとともに、新型コロナウイルスワクチンの世界規模での供給に取り組みました。みなさまのご支援により、以下の支援を届けることが出来ました。
- 世界146カ国に18億7,600万回分のワクチンを提供
- 195万回分の診断テストキットを提供(2022年)
- 33か国に防護具2,820万個を提供(2022年)
- 32か国に医療用酸素供給機98台を提供(2022年7-9月)
- 定期予防接種と併せて新型コロナウイルスの予防接種を促進し、住民間のワクチンへの信頼性を高めるための啓発活動を133か国で展開(2022年7-9月)
出典:Access to COVID-19 tools Accelerator (ACT-A) Humanitarian Situation Report No.3 (September 2022)
© UNICEF/UN0506811/Rahman
バングラデシュに提供された酸素供給機で治療を受ける女性(2021年撮影)最新情報
世界のすべての子どもたちが健康に暮らせるように
新型コロナウイルス感染症は、世界中で約6億5,000万人の感染が確認され、660万人以上が命を落としています(12月20日時点:WHO状況レポートより)。2年以上にわたるコロナ禍は、子どもたちの生活のあらゆる側面を悪化させました。大勢の子どもが親を亡くし、世界の極貧率は25年ぶりに上昇し、休校措置により教育の機会を奪われている子どもは1億5,000万人以上にのぼりました。また、2021年、2,500万人の子どもたちが一切の予防接種をうけることができませんでしたが、これは2019年の数値よりも600万人増加しています。
ユニセフは引き続き、全ての子どもが健やかに成長できるよう、取り組んで参ります。ユニセフ募金にご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
© UNICEF/UN0746950/Mojtba Moawia Mahmoud
新生児集中治療室で呼吸窮迫症候群の治療を受ける新生児と母親(スーダン、2022年撮影)困難な状況にある子どもたちが、生まれ持った権利を守られ、平和に健やかに成長できることを目指して活動するユニセフ。
その活動は皆さまのご支援によって支えられています。
※最も支援が必要な子どもたちを支え、ユニセフの様々な活動に役立てられています。