プロジェクト こどものけんり

みんなにひとしくみんなにある ジーン&ケーンのジーン アイラブみー ジーン&ケーンのケーン

先生のための
ツールボックス

子どもは、なんで権利について学ぶ必要があるの?
子どもに、どのように権利について教える…?
授業で使える動画教材や指導案を集めました。

子どもに「権利」を教える前に
知っておいてほしいこと

子どもの権利条約とは?
  • 「子どもの権利条約」は、1989年の国連総会で採択され、日本も1994年に批准しました。
  • 前文と54条からなる条約で、その中でも特に第1~41条は子どもがもつ権利を具体的に定めています。
  • 子どもは権利の主体!
  • 「子どもの権利条約」では、子どもは「弱くておとなから守られる存在」というだけではなく、「ひとりの人間として人権(権利)をもっている」、つまり、「権利の主体」であると認めています。
  • 子どもがおとなと同じくひとりの人間としてもつ人権と、もって生まれた可能性や能力を伸ばしながら健やかに成長するために必要なものやこと。それらが、子ども一人ひとりがもっている「子どもの権利」です。
  • 「人権」と同じように、「子どもの権利」も無条件に、すべての子どもが生まれながらにもっているものです。たとえば何か義務を果たしたときに与えられるものではなく、また何かの罰として取り上げられるものでもありません。
  • 子どもは、なぜ権利について学ぶ必要があるのか?それは、自らが権利の主体であると知ることが、子どもの権利を守る第一歩になるからです。
  • 「子どもの権利条約」4つの原則
  • 条約の定めるさまざまな権利に共通する基本的な考え方は「4つの原則」に表されます。
    子どもの権利を考える時には、常に以下の「4つの原則」も合わせて考えることが大切です。

  • 差別の禁止:すべての子どもは、子ども自身や親の人種や国籍、性、意見、障がい、経済状況など、どんな理由でも差別されず、条約の定めるすべての権利が保障されます。
  • 子どもの最善の利益:子どもに関することが決められ、行われるときは、「その子どもにとって最もよいことは何か」を第一に考えます。
  • 命を守られ成長できること:すべての子どもの命が守られ、もって生まれた能力を十分に伸ばしながら成長できるよう、医療、教育、生活への支援などを受けることが保障されます。
  • 子どもの意見の尊重:子どもは自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、おとなはその意見を子どもの発達に応じて十分に考慮します。
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私たち先生が「子どもの権利」について知ると、
何が変わるの?

東京大学名誉教授
汐見 稔幸

生徒たちが荒れていた学校で、「子どもたちが学校に来なくなったらどうなるのだろう」と考えた先生がいます。その先生は、「そうだ、子どもたちが来てくれなくなったら自分たちの仕事はなくなってしまうんだ」と気がつきました。以来、朝、教室の前で、生徒たちに「今日も来てくれてありがとう」と迎え、帰り際には「今日も僕の授業を聞いてくれてありがとう」と送りだし始めたというのです。すると、生徒たちの荒れは次第になくなっていきました。

勇気ある先生だと思いませんか。心の底からそう思うようになったというのです。

この先生がしていることは、生徒にへりくだったり、おもねったりしているのではなく、教員は生徒の上にある存在だと考えない、ということです。学ぶ者と、学びを支援しようとする人は、ある意味人間として同等の存在なのだと考えるわけです。役割が異なっているだけ。一方的に決めて押しつけることはやめて、できるだけ子どもに相談して進める。それがおとな、教員の現代的なモラルだと考えたのです。

また、別の機会にカナダのある人に、日本の普通の公立の中学校の校則を読んでもらったら、「これは刑務所の規則ですか?」と言われたことがあります。そう見えるんですね。「カナダではこうした校則はないのですか?」と聞くと、「こういうものではなく簡単なパンフレットが配られることが多いですね」と教えてくれました。こんな内容が書いてあるんだそうです。「この学校では、子どもたちは次のような権利をもっています。第一に誰もがわかるまで教えてもらう権利をもっています。第二に誰もが人種や性別、肌の色、宗教などで一切差別されない権利をもっています」。この差に愕然としました。日本でも、校則ではなくて、どの学校でも子どもの権利が各クラスに貼られているようになるといいな、と心から思ったものです。

子どもの権利の“権利”は英語の“right”の訳語です。rightは元々「正しい」という意味です。ですから、子どものrightとは、子どもにとって正しいこと、正当なこと、そうあってしかるべきこと、という意味にもとれます。人間としてリスペクトして接するということです。子どもの発想にガキっぽいと感じるのでははく、面白いことを考えるなあと、一歩引いて感じ取る。それが子どもをリスペクトすること。もう少し強調すると、子どもの尊厳を守る、大事にする、ということになるでしょう。

今、子どもと接するときに「子どもを赤ん坊のときから未熟な存在、おとなの指示が必要な存在と考えることをやめよう」、「子どもは経験とか経験知とかがおとなより少ないだけで、人としてはおとなと同等と考えよう」となってきました。そう接すると、子どもたちも責任をもって発言し、行動するようになっていくのです。まずは子どもの意見をしっかりと聞くということから始めてみませんか。

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だから私は、子どもの権利を教えたい
~教材活用について 現場の先生方の声~

「戸惑いの日々に」

子どもたちにとって、この動画は、日々の生活上のトラブルを、客観的に考える機会になると思います。でもそれだけではなく、「どうして、男の子と女の子は違うの?」「〇〇されたらイヤだったの」など、子どもからの質問や意見に、どう答えたらいいか、おとな自身が戸惑った時、この教材を見て接し方の参考にしたいと思います。
幼稚園園長(山梨県)

「ガマンしてる子いませんか?」

例えば、「子どもの権利条約」の中に出てくる「不当な労働」という言葉からは、発展途上国や貧困家庭・ヤングケアラーなど特別な環境がイメージされますが、「不当な我慢を強いられる」という点では、似たようなことは学級でも起きているのではないか、声なき声を見過ごしているのではないか、と考えました。この教材は、イヤなことはイヤと言えること、お互いの気持ちを尊重することを考えるきっかけになると思います。
義務教育学校副校長(神奈川県)

「変えていく力」

中高生は、生徒会活動や、校則について考える機会も多いです。その際に、この動画を使うことで、「自分たちで考えたことを発信していくことで、世の中とか自分の身の回りが変わっていく、これって実は権利として認められているんだ!」ということを実感してもらえるかもしれない。子どもたちが議論するときの導入に良さそうです。
中学校教諭(大阪府)

「守る」

子どもたちは、社会的に弱い存在です。いじめ、SNS上での悩み、性犯罪などさまざまな問題に直面する可能性があります。「自分は大切な存在なんだ!」「自分自身の思いをもっと大事にしていいんだ!」という気づきを本教材で生み出すことができると思います。それと同時に、自分の権利だけが大事なのではなく、相手の権利も同じく大切であり、お互いを尊重することの大切さにも気づいていくことで、素敵な社会につながっていくのではないでしょうか。
大学准教授(北海道)

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先生からの率直な疑問に答えます!
子どもが権利について学ぶと、わがままになったりしませんか?
そのような心配をよく耳にします。でも、学習を積み重ねていくと、互いを認め合い、尊重する意識が生まれます。なぜなら、自分に権利があることを本当に学んだ子は、同時に友だちにも同じく権利があることを知るからです。自分の権利を主張することと「わがまま」は違う、ということに気づくと思います。お互いに、自分の意見がいつも通るわけではないけれど、“無視されずに聞いてもらえる”という安心感が生まれ、おとなと子どもの信頼関係につながります。
「子どもの権利条約」を教えることは、学級運営に役立ちますか?
子どもたち自身で話し合いをする力が育まれます。意見を言ってもいい、ということ、いろんな違った意見がある、ということ、自分の意見も相手の意見も大切にする、ということを学ぶことで、意見がぶつかった時も、話し合いをできるようになります。ただし、「子どもの権利条約」は、おとなが一方的に子どもたちをコントロールするための手段として使うものではありません。「子どもの権利」が守られる学校・園づくりとは、子どもたちの尊厳が守られ、子どもたちの主体性が尊重される環境を築くことでもあります。
自分の権利が侵害されていることに気づいた子がいます。どうしたらいいですか?
「子どもの権利」についての学びの過程では、子どもたちが自分の経験を告白する、あるいは自分の権利が守られていないことに気づくことがあるかもしれません。おとなたちが子どもの心に寄り添いサポートすること、プライバシーに配慮することも必要です。個別に話を聞く場をつくるなど、学校に子どもをサポートする体制が整っていることが必要です。
「子どもの権利条約」に書かれている権利同士が、両立しないことがあります。
他より優先される権利はあるんですか?
学校・園生活のいろいろな場面では、子ども同士の守りたい権利が衝突する場面も出てきます。そのような場合には、状況を総体的に見ながら、よい解決策を共に考えお互いに努力をする必要があります。また、子どもの置かれている状況によっては、ある権利を守るために、ある権利を一時的に制限しなければならないことも起こるかもしれません。忘れてはならないことは、常にその子どもの最善の利益とは何かが考えられていることです。
子どもの権利について、子どもがわかっているかどこで判断したらいいですか?
まず、知るということが大きな一歩です。「子どもの権利条約」について知ったうえで、子どもたちが「権利が守られるようにしていきたい」と思えるようになるかどうか。子どもたちと対話する日々の生活の中で、自他を尊重する意識や自己肯定感、自己効力感が育まれているか、子どもの権利についてわかっているかが、見えてくるのではないでしょうか。
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“こえ”のうた

「子どもの権利条約」の4つの原則の一つ、「子どもの声を聞くこと」をテーマにした歌です。
歌詞にでてくる“こえ”は、一人ひとりの気持ち、考え方、意見、そして権利のたとえです。
すべての人は生まれながらに“こえ”をもっていて、“こえ”はその人だけの、かけがえのないものです。

全年齢

“こえ”のうた

作詞 アイラブみーのみんな
作曲 佐藤良成
うた みーとNHK東京児童合唱団

“こえ”について

「子どもの権利条約」の4つの原則の一つ、
「子どもの声を聞くこと」をテーマにした歌です。

歌詞にでてくる“こえ”は、一人ひとりの気持ち、考え方、意見、そして権利のたとえです。

すべての人は生まれながらに“こえ”をもっていて、
“こえ”はその人だけの、かけがえのないものです。

一人ひとり“こえ”は違いますが、優劣はありません。
また、“こえ”の表し方は人それぞれで、そのどれもが大切にされるべきです。

自分の“こえ”も、誰かの“こえ”も、みんな大切に。
ありのままの自分を大切に、ありのままの他者も大切に。

楽曲の目的
子どもたち一人ひとりが、「自分が権利をもつ存在だ」という喜びを感じながら歌ってほしい、という願いを込めて制作されました。
「子どもは、一人ひとりが生まれながらに権利をもっていること」
「すべての子どもは、ありのままの自分で受け入れられること」を歌を通して学んでいきます。

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歌詞・譜面

歌詞
  • “こえ”のうた

    日本語歌詞
    PDF 版
  • “こえ”のうた

    英訳詞
    PDF 版
譜面
  • “こえ”のうた

    同声2部合唱
    PDF 版
  • “こえ”のうた

    斉唱
    PDF 版
  • “こえ”のうた

    ピアノ伴奏譜
    PDF 版
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あたりまえ認定

NHKEテレ『アイラブみー』のキャラクター、みーとその友だちが
自分たちの思い出のビデオを振り返りながら、
自分たちにとっての「あたりまえ」を見つける物語です。
※「あたりまえ」は、一つの考えを強要したり、
当てはまらない人を差別する態度に繋げるものではありません。

  • あたりまえ認定1
    これってカワイイ?ヘン?
  • あたりまえ認定2
    こころのアラーム
  • あたりまえ認定3
    おもっててもいえないよ・・・
  • 未就学児小学生

    あたりまえ認定1これってカワイイ?ヘン?

  • こんな時に

    1. 異なる背景や意見があることへの理解が足りないとき
    2. 自分の意見や感情を表すことをためらっている子どもがいるとき
    3. 子どもが否定的な意見や反応に過敏になっているとき
    4. クラス替えの時期や、転校などを経験している子どもがいるとき
    5. 子どもたちが互いの違いを認め、尊重できるようになってほしいとき

    一人ひとりに価値がある

    主人公のみーがいつも被っている帽子が“カワイイ”か“ヘンか”というエピソードを通して、感じ方が一人ひとり違うことはあたりまえであることに気づく物語です。「個性を価値あるものと感じ、尊重し合う大切さ」を子どもたちにわかりやすく伝えます。

    動画をきっかけに、こんな権利についても考えてみよう!
    差別の禁止
    #
    アニメでは、みーのお気にいりの帽子(外見)に対してみーと友だちで反応が違いましたね。「感じ方が違うこと」と、「感じ方に優劣をつけてどれかに統一しようとすること」は違います。人と違うこと、それを認識することは差別ではありません。「同じでないといけない」と考えたり、思わせたりすることが、差別につながります。
    意見を表す権利
    #
    アニメでは、みーが自分の帽子に対する愛着と意見を友だちにプレゼンしています。子どもたちが意見を表すためには、「意見を聞いてもらえる」と感じられる環境があることが大切です。茶化したり馬鹿にしたりせず、意見の違いを伝え合うことは、自分と他者を知るきっかけになります。相手と自分の感覚が違うことを共有することで、親しい関係性が生まれることもあります。
    思想・良心・宗教の自由
    #
    アニメでは、好きだと感じられることを否定されることが、自尊心や自己認識にどう影響するかが描かれています。特に、“カワイイ”といった、理屈ではない「感じ方」や「嗜好性」について否定されることは、子どもたちの心に大きな負担をかけます。

    指導案・ワークシート

    • あたりまえ認定1これって
      カワイイ?ヘン?

      未就学児
    • あたりまえ認定1これって
      カワイイ?ヘン?

      小学生
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  • 未就学児小学生

    あたりまえ認定2こころのアラーム

  • こんな時に

    1. 相手の嫌な気持ちを受け止められない子がいるとき
    2. 周りや相手を気にしすぎたり我慢しすぎたりして、自分の思いを言えない子がいるとき
    3. こどもたちの間で触りっこ、見せあいっこのあそびが流行りだしたとき
    4. 水泳学習前などプライベートパーツについて意識をさせたいとき
    5. スキンシップが多い子と苦手な子の間でトラブルが起きそうなとき

    イヤなことから守られる

    子どもたちがそれぞれ感じる感覚的なイヤなこと=「心のアラーム」に気がつき、一人ひとりに他の人とは違う「心のアラーム」があるのはあたりまえであることに気づく物語です。自分の「心のアラーム」を自覚することが、「イヤなことから守られる」ための一歩になることを伝えます。

    動画をきっかけに、こんな権利についても考えてみよう!
    あらゆる暴力からの保護
    #
    イヤなことから身を守るには、そもそも、「違和感」や「イヤな感じ」を感じ取れることが大事です。イヤだと思うことは人によって違います。一人ひとりがイヤだ、暴力だと思うことは何かを考え、子どもたちが、どのように自分たちを暴力から守れるか、考える機会にしてみてください。
    性的搾取からの保護
    #
    体を触らせたり、見せたりしていいかを自分で決めることができる権利が、私たち全員にあります。自分がイヤだと感じなくても、他人の体を勝手に見たり触ったりしてはいけないものだ、と伝えてください。イヤだと思う子の気持ちを尊重しますが、イヤだと思わない子の気持ちを強く否定する必要はありません。子どもは体に興味があるものです。見せ合いっこが流行ることもありますが、プライベートパーツは体の内側につながり、命につながる場所なので、見たり触ったりするのは自分だけだよ、と伝えましょう。
    意見を表す権利
    #
    イヤだと思う場合は、はっきり言ってもいいことを伝えましょう。子どもが言いづらい場合には、心身を守るため、その場から離れてもいいことや、信頼できるおとなに伝えてもいいことも、言い添えてあげてください。おとなは、寄り添いながらそれぞれの子どもの気持ちを聞きましょう。

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  • 未就学児小学生

    あたりまえ認定3おもっててもいえないよ…

  • こんな時に

    1. 集団の中で自分の気持ちや意見を出すことをためらっている子どもがいるとき
    2. 意見が異なる時に、対立をうまく処理できずにいる子どもたちがいるとき
    3. 自己主張が極端に強い、または弱い子どもたちがいるとき
    4. 子どもたちに自分の意見や気持ちを自由に表現する勇気をもってほしいとき

    意志の表明と尊重

    友だちの気持ちをおもんぱかりすぎると、自分がつらくなることに気づき、その時に自分の思いを正直に伝えることは、あたりまえだと気づく物語です。「自分の気持ちを大切にすること」と、「他者の意見を尊重すること」が、ともに大切であることを伝えます。

    動画をきっかけに、こんな権利についても考えてみよう!
    意見を表す権利
    #
    なかなか自分の感情や希望を伝えられないみーでしたが、最後には勇気を振りしぼって本当の気持ちを表すことができました。周りとは違う意見を表明しても受け止められる経験を重ねると、その集団の親密さは増し、建設的な話し合いができるようになっていきます。子どもたちが自由に意見を表すためには、「意見を聞き合える集団」になっていることが大切です。そのためには、意見や気持ちを伝えた時に、友だちに否定されたり、拒否されたりしない環境づくりが大事ですが、子ども同士だけでなく、おとなと子どもの関係性が鍵となります。子どもたちの思いに寄り添うべき場面で、子どもの気持ちを見過ごしていないか。例えば、食べたくないと意志を示している子を食べ切らせようとしたり、おとなの想定と違う子どもの意見を否定したり無視したりして、おとなの考えを強要していないか。おとなが日々、自らの行いの中で意識することが、子どもたちの権利への意識を育む、第一歩なのです。
    経済的搾取・有害な労働からの保護
    #
    みーの場合は、経済的搾取ではありませんが、自己の意志を抑えて、役をこなしています。「しょうがないことだ」と声をあげずにいる子どもには、無理強いされることなく公平な環境で活動できるよう守られていることを知らせてください。また、子どもたちの権利が守られる環境を整えるのが、おとなの責任です。

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    ジーン&ケーン

    記者の「ジーン」と「ケーン」が
    弁護士の大谷さんに、突撃インタビュー。
    「子どもの権利」について、楽しく学びながら理解を深められる動画です。
    みんなが尊重され大切にされる生活を築いていくためのヒントを提供しています。

  • 小学生中学生

    学んでみよう!子どもの権利 ~みんなが大切にされる毎日を~

  • こんな時に

    1. 授業などで自己表現(意見発表)が苦手な児童・生徒がいるとき
    2. 児童・生徒たちに自分たちがもつ権利について知り、
      「多様性」や「共生」の意識をもってほしいとき
    3. 学級づくりやチームビルドなどの時期に

    みんなが大切にされる毎日を

    弁護士の大谷さんに、「子どもの権利条約」の基本概念、権利の具体例や条約の重要性について教えてもらいます。また、世界中で権利が守られていない子どもたちの状況を紹介し、条約がなぜ必要かを説明します。家庭や学校生活に関わる具体的な権利の例を通じて、みんなが大切にされる生活を送るために必要なことを学びます。

    #

    話し手
    大谷美紀子(おおたに みきこ)

    「子どもの権利条約」について学んだことがきっかけで、人権教育や国際人権法に関心を持つ。弁護士として、また、NGO活動を通して、子どもや女性、外国人の人権問題に取り組む。日本人初の「国連子どもの権利委員会」委員。

    #
    こんな教科や時間に使って、権利について考えてみよう!

    小学校

    保健

    心と体の安全について学ぶ際に

    特別活動

    子どもたちの話し合いを深めたいときに
    いじめアンケート・人権教育の一環として
    年度初めの学級目標づくりのときに
    参考:「私たちの権利を大切にする学級目標づくり」
    URL:https://www.unicef.or.jp/kodomo/cre/action/classcharter-hoya/

    総合的な学習の時間

    テーマ設定や、探究学習の課題設定作成の際に

    中学・高校

    教科指導・特別活動

    「人権」について触れたいときに

    社会科(公民的分野)

    人権・個人の尊重、さまざまな国際問題など

    生徒会活動

    プロジェクト型学習や学校単位の取組など

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