世界のともだち

スタディツアー視察報告

モンゴル  スタディツアー報告  (2006年7月23日〜29日実施)

1. はじめに

2006年、建国800周年に湧くモンゴルには、中国に次ぐ広い国土(156.65万平方キロ)に、およそ261万人(日本の約1/50)が住んでいます。1990年代に社会主義経済から市場経済導入へという大変革を経験している同国では、今、人口の約3分の1が首都ウランバートルに集中しています。伝統的な遊牧生活を捨て、より良い生計の機会を求めて、地方から都市へ移る家族が年間1万人にも及んでいます。

近代的なビルが密集し、車と人であふれた活気ある都市。そこから一歩離れると、全く別世界のような、広い空の下、どこまでも続く草原の起伏にのんびり草を食む馬や山羊の群れが私たちを迎えます。

今回のスタディツアーでは、都市における子どもの保護、地方から都市部に移ってきた家族対象の統合基礎社会サービスと新しく導入された遊牧民の幼児開発(移動式幼稚園)に焦点を当てたユニセフ支援事業を視察しました。

日本ユニセフ協会学校事業部のモンゴル指定募金のテーマは、2005年までは「ストリート・チルドレンを守ろう、減らそう」。2006年からは「移動生活の子どもたちを守ろう」になりました。今回2006年7月23日から29日まで実施された日本ユニセフ協会学校事業部主催のスタディツアーでは、これまでの協力の成果とこれから展開していく支援活動の現場を訪れました。

首都ウランバートル
首都の光景
モンゴル草原
馬に乗る少年

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日本ユニセフ協会