世界のともだち

スタディツアー視察報告

モンゴル  スタディツアー報告  (2006年7月23日〜29日実施)

5. 保健と給水衛生

家族診療所

バガヌール第4ホロ区の家族診療所です。3人の医師と2人の看護士を、4人の地元ボランティアが訓練を受けて手助けしています。診療だけでなく、子どもと母親の健康状態について訪問調査して、地域の健康状態の把握に努めています。

家族診療所
ORS(経口補水塩)指導
診療所体重測定ポスター

ウォーターキオスク

ウォーターキオスク

安全な水を供給するために、モンゴルでは「ウォーターキオスク」と呼ばれる簡易給水施設が置かれています。ここ、バガヌール第4ホロ区のウォーターキオスクの利用は、「ゲル地区」(=都市の貧困地区)の1000世帯が対象です。施設の建設はユニセフが、その後の人件費等運営費はバガヌール地区が負担しています。毎週15トンの安全な水がトラックで運ばれ、1リットル当り0.1円位のお金を支払えば誰でも利用できます。

水を汲む少年
水を運ぶ少年

ウォーターキオスクの水運びは子どもたちの仕事です。以前は水質検査もしていない遠い川まで水汲みに行っていたそうです。

衛生トイレ

トイレ外観
トイレ内部

ユニセフが材料を提供し、住民が自身で建てた衛生トイレです。バガヌール第4ホロ区では、約200個のこうした衛生トイレが民家に設置されています。

遊牧民トイレ

衛生教育とともにユニセフが使用を進めている遊牧民用トイレです。木の杭4本と再利用の目隠しの布とスコップ、これだけを持ち運び、移動する先々でトイレを作ります。


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日本ユニセフ協会