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日本:パレスチナ自治区の"お返事"を福島の子どもたちに届けました

2013年3月8日


© 日本ユニセフ協会
センターからほうらい幼稚園に届けられたお手紙

3月4日、福島市のほうらい幼稚園にパレスチナ自治区ビアデコム・ファミリー・センターから受け取った29通の手紙を届けました。東日本大震災直後から、日本ユニセフ協会には30を超える国と地域の子どもたちから2000通を超える被災地の子どもたちへの手紙が届けられてきました。センターからの手紙は、ほうらい幼稚園に届けられました。そして、昨年の夏、ほうらい幼稚園からセンターへ、受け取った手紙のお返事を出しました。今回のセンターからの手紙は、その時のお返事への手紙でした。


© 日本ユニセフ協会
プレゼントを手渡されたアグネス大使

これらの手紙は、アグネス大使が去年の11月にパレスチナ自治区を訪問した時に預かってきました。パレスチナ自治区は、紛争がずっと続いていて、子どもたちは、学校に通うだけでも一日に何回も、検問を通らなければならないような厳しい状況にいます。アグネス大使が訪れたとき、センターの壁には、ほうらい幼稚園からの手紙が飾られていました。

センターから預かった手紙は、アラビア語から日本語へ直して、ほうらい幼稚園へ届けました。センターからのプレゼントの入った大きな箱には、手作りのお人形やお花の飾りなどが入っていました。そして、お返事には、友だちになったみんなの心配する声、健康と幸せを願うメッセージ、そして、「すてきなお手紙、ありがとうね」「日本のみんなのこと、大好きだよ」と書かれていました。ほうらい幼稚園の壁も、センターと同じように、センターの子どもたちからの手紙が飾られていました。

被災地と紛争地の子どもたちの間に芽生えた友情、お互いを思いあう気持ちが海を越えてつながっています。

公益財団法人 日本ユニセフ協会