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2010年度ユニセフセミナーのご報告

2010年8月10日(火)と11日(水)、ユニセフハウスにて教職員を対象としたユニセフセミナー(文部科学省後援)を開催しました。両日合わせて72名の方々が参加しました。

両日ともに午後から半日のスケジュールで行われ、冒頭では文部科学省より大臣官房国際課 開発協力推進専門官 瀬戸口暢浩氏から「日本の教育協力と地球市民の育成」というテーマでご講演いただきました。

次に、ユニセフ基礎講座や、ユニセフ協会が提供している資料のご紹介の後、「“子どもに優しいまちをつくろう”」というテーマで「子どもの権利条約についてのアクティビティ」を体験いただきました。ユニセフハウスの展示スペースの見学後、10日は東海大学文学部准教授 五嶋正治先生より、「映像制作を通じて学ぶ、国際理解とメディア・リテラシー」と題し、”One Minute Video Production”という授業実践についてご講演いただきました。また11日には、明星学園中学校 岡本有未先生より、開発途上国でのユニセフの支援活動視察(カンボジア)のご報告と、スタディツアーを活かしたフォトランゲージを取り入れた実践事例をご報告いただきました。いずれの報告も参加者からとても好評でした。

参加者のアンケートでは、「ユニセフの活動内容がよくわかった。特に「ユニセフ募金」は、地球市民の育成にもつながるという内容は興味深かった。ただ募金をするのではなく、なぜ募金をするのかを考えさせたい。」「“子どもにとって優しいまち”を子どもの権利条約に関連させて話し合ったことが興味深かった。」「One Minute Videoは大変勉強になりました。子どもが能動的に国際理解へ動き出せそうな実践です。」「生徒会の活動で募金やボランティア活動の呼びかけをしているが、自分達の募金がユニセフを通してどのように使われているか、生徒に話して、より参加してもらえるように呼びかけていきたい。子どもの権利条約については、家庭科の授業でも取り入れているので、アクティビティーはぜひ取り入れてみたいと思います。」などの声が多く寄せられ、充実したセミナーとなりました。

来年度も同時期にセミナーの開催を予定しております。ホームページやT・NET通信などでご案内いたしますので、是非ご参加ください。


写真:(財)日本ユニセフ協会

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財団法人 日本ユニセフ協会