第45回ユニセフ研修会実施のご報告2012年1月26日(木)、27日(金)に第45回ユニセフ研修会(文部科学省後援)を実施いたしました。ユニセフ研修会は、昭和42年から始まり、開発途上国の子どもたちが直面している厳しい現状とユニセフ活動および学校募金の意義について理解を図るとともに、学校教育での推進の充実に役立てていただくことを目的として、各地域の校長会の代表者、各教育委員会のユニセフ担当者、指導主事の方々を対象に毎年実施しています。今年は、両日合わせて57名の方々が参加しました。 一日目プログラム
二日目プログラム
一日目の初めには、昨年から続いているユニセフの東日本大震災支援活動について、東日本大震災支援本部の菊川穣より報告させていただきました。多くの学校のみなさまからもいただいた大きなご支援に御礼を申し上げるともに「子ども」の視点に立ったユニセフの緊急・復興支援活動について、実際の現地での活動を写真と映像で報告いたしました。参加者の方々は、ユニセフハウスの展示スペースも見学し、展示物などについてガイドから説明を受けました。 その後、お茶の水女子大学名誉教授 内田 伸子 氏より「日本の子どもの育ちに影を落とす日本社会の経済格差 −幼児期の親の育て方は経済格差を是正する鍵−」と題して、乳幼児期の子どもたちに関する学術的研究を基に、子どもの発達に応じた教育や親の接し方の重要性などについてお話をいただきました。 次に、文部科学省 大臣官房国際課 国際協力政策室長 浅井 孝司 氏より「世界的な教育動向と我が国の教育協力」をテーマに、開発途上国の教育事情ならびにグローバルな人材育成の必要性について、ご自身の海外での経験も交えてお話をいただきました。 二日目は、こども環境学会会長 小澤 紀美子 氏より「持続可能な社会をめざす環境教育 −子どもの居場所づくり−」と題し、環境教育の理念と課題や震災からの復興計画に不可欠な「子どもの参画」についてお話いただきました。 プログラムの最後には、ユニセフ東京事務所代表 平林 国彦 氏より「子どもの生存とユニセフの役割」をテーマに、開発途上国の子どもの生存状況と公平性の実現を目指すユニセフの使命についてお話いたただきました。 参加者の方々からの感想の一部をご紹介します。 <参加者の感想>
みなさまからの貴重なご意見、ご感想を参考にし、より充実した研修を提供できるよう、今後も努力をしていきたいと思います。 |