2012年度ユニセフリーダー講座のご報告
2012年8月10日(金)、ユニセフハウスにて中学生・高校生を対象としたユニセフリーダー講座を開催しました。当日は、広島や長野など遠方からの参加者を含め、全国から80名の中学生・高校生及び約20名の同行の先生方や保護者の方々が参加してくださいました。 ゲストコーナーでは、現在、横浜国立大学大学院に在学中のネパール人留学生、エソダ・バスネットさんをお迎えしました。エソダさんから自己紹介に続き、ネパールの紹介、ネパールの教育の現状と課題等を、子どもたちの興味を引くクイズやユーモアを交えながら、多くの写真やイラスト入りのパワーポイントで解説いただきました。 その後は前半の解説を踏まえ、グループで「あなたがユニセフの担当官なら」というテーマのワークショップを行いました。「ネパールのある村の子どもの教育状況を考え、より多くの子どもたちが学校に行き、卒業するために、どういう活動をすると良いか。その活動はどういう理由でするのかを考える。こうした活動に相応しい事業の名前を考える。」という課題についてグループで討議しました。 各グループは中学生と高校生を混成したメンバー構成でしたが、各グループ共、活発にアイデアを出し合い、最後には討議の結果を発表いただきました。最後にはエソダさんよりネパールの歌「レッサム フィリリ(飛んで行きたい)」と、ネパール舞踊の披露があり、楽しく有意義なリーダー講座を終了しました。 参加者のアンケートでは、「今日は日本の各地から集まって、一緒に地球の子どもたちについて考えられて良かったです。また、ビデオや展示、ゲストコーナーで学んだことは将来のためになることでした。これを通じて、家族や学校などに活動を伝え、また、自分もUNICEFの役に立てたらと思いました」、「グループディスカッションやゲストのお話など、普段の学校の活動ではないことができたので良い機会でした」、「卒業論文でネパールについて書こうと思っていたので、ちょうど良かったです。前よりもっと将来、国際関係の仕事をしたいと思いました」、「今までユニセフ募金などでユニセフの活動に関わってきましたが、今回のリーダー講座を通じてさらにユニセフについて興味をもち、ユニセフの活動に積極的に参加したいと思いました」、「知る、考える、を行ったので次は行動する」など、リーダー講座で学んだことを活かし、行動していこうという前向きな感想を多くいただきました。 次回のリーダー講座は2013年の夏に予定しています。ホームページや学校への通信などでお知らせする予定です。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。 写真:© 日本ユニセフ協会 |