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【ご報告:国連防災世界会議@仙台】
〜震災の経験と教訓を仙台・東北から世界へ〜

国連防災世界会議が3月14日から宮城県仙台市で開かれました。日本ユニセフ協会は会議初日に、ユニセフシンポジウム『レジリエントな社会を、子どもたちと』を開催、また、翌日までの2日間でサイドイベント『ユニセフ@定禅寺ギャラリー』を行いました。これらのイベントでは、「遊び」「居場所」「参加」をキーワードに、子どもの視点からの防災や復興、社会づくりの重要性を訴えました。


「いのちの石碑」の実物大パネルが設置されました

遊び場スペース

『ユニセフ@定禅寺ギャラリー』では、仙台市立七郷小学校の6年生が考えた「未来の七郷」の模型や宮城県女川町の子どもたちが設置を進める「いのちの石碑」の実物大パネルが展示された他、「プレーカー」による遊び場が登場しました。

「プレーカー」には手作りのおもちゃや、のこぎり、とんかち、ロープなどの遊び道具、釘や枝、木の実などの遊びの材料がいっぱい詰まっています。そして遊び場には「プレーリーダー」のおとながいて、子どもと一緒に遊び、ときには相談相手になり、けがやトラブルにも対応します。

ときどき冷たい風が吹く2日間でしたが、通りがかりに立ち寄った子どもたちが思い思いに遊んでいました。お年寄りも、けん玉やコマに懐かしそうに足を止め、小さな子どもと一緒に遊ぶ姿がありました。


「プレーカー」にはワクワクする遊び道具がいっぱい!

来場者に「未来の七郷」の模型の説明をする七郷小学校の児童

子どもは「遊び」を通し、全心と全身を使って持てる能力を発揮します。おとなは子どもの遊びを規制しがちになりますが、ときに思い通りにいかなかったり、失敗したりしながら、それを乗り越えて自信をつけ、色々な人とのかかわりの中で育っていきます。シンポジウムの中でも、支援活動に関わった専門家から、「『遊び』は、子どもに本来備わっている回復力を引き出すためにとても重要」という発言がありました。

日本ユニセフ協会では震災からの復興を支援する取り組みの一つとして、「プレーリーダー」が乗った「プレーカー」の出張により、「遊び」の大切さを広める活動を続けています。

■シンポジウムやギャラリーの様子が動画でもご覧いただけます!
 ユニセフシンポジウム「レジリエントな社会を、子どもたちと」〜東日本大震災の経験を、"次"の備えに〜(第3回国連防災世界会議パブリックフォーラム)

写真:© 日本ユニセフ協会

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公益財団法人 日本ユニセフ協会