持続可能な未来のために
2018年、スウェーデン出身の15歳の少女グレタ・トゥーンベリさんは、気候変動に対する行動を政府に求め、その動きは世界的なムーブメントとなりました。今では、世界中の何百万人ものユースが、それぞれの能力を活かして、気候変動対策を訴えています。
気候変動や環境汚染は、きれいな空気、食料、安全な水へのアクセスだけでなく、教育、住居、さらには生きる権利に至るまで、子どもたちのあらゆる権利をおびやかします。
ユニセフは、『気候危機は子どもの権利の危機である』というメッセージをもって、変化を求める子どもたちと若者の声を支持しています。
今を生きる子どもたちと、これから生まれくる子どもたちの権利が守られることー世界中どこに生まれても、子どもたちが健やかに成長できることが、持続可能な世界の実現につながるとユニセフは考え、活動しています。
2021年9月、バングラデシュのボリシャルの街に200人ものユースが集い、「気候変動を止めよう」「地球を守ろう」と声をあげました。
コンゴ民主共和国では、11月20日の「世界子どもの日」に、気候変動や環境の悪化から未来の世代を守ろうと呼びかけるイベントが開かれ、子どもたちによる記念の植樹がおこなわれました。
戦とうが続くミャンマーで、ユニセフのバッグを手にするアウン・キンくん(7歳)とカム・リーくん(7歳)。
ユニセフはすべての子どもが学校に通え、学ぶ権利が守られるように支援しています。
2015年3月に内戦が激化し、長期間にわたって紛争が続くイエメンで避難生活を送るアフメドくん(12歳)は、爆撃で破壊された学校に通っています。「今も学校に行くことはこわいけど、自分の夢をかなえるために勉強を続けている」と話します。
※アフメドくんの動画は今年度のユニセフ DVD学習教材にも収録されています。
東京都の立川市立立川第七中学校では、「世界の厳しい環境に暮らす子どもたちのために、自分たちにできることを」と2005年から街頭募金活動をおこなっています。毎年たくさんの有志の生徒たちが立川駅などで募金を呼びかけ、2021年度、これまでの募金の累計が2,000万円に達しました。
ユースの声を届けよう!
ユニセフは、「Voices of Youth」というオンラインプラットフォームを作り、世界に影響をもたらしている問題について、ユースが声を上げ、また声を聞くことのできる場を提供しています。
日本でも、ユニセフ東京事務所・日本ユニセフ協会のサポートのもと、大学生たちがボイス・オブ・ユース JAPANを運営しています。
ボイス・オブ・ユース JAPANは、地理的な距離を越えられるインターネット空間を活用し、日本各地の若者たちが自由な意見を発信できる場、またそうした様々な声を受け取れる場になることを目指しています。
ユースの率直な思いを受け取ってみませんか。
ボイス・オブ・ユース JAPANのHPをぜひご覧ください。