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8月1日は、日本の『水の日』
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8月1日、約1000の名前が募金の投入口に付けられた『みんなの募金箱』が東京・ 二子玉川に登場。 TAP PROJECT JAPAN 2014キックオフイベントを開催しました。 |
8月1日は、日本の『水の日』。私たちにとって「水」は無色透明で、蛇口から出てくる水道水を飲んでも、それが原因で下痢や感染症になったり、命の危険にさらされたりすることはありません。しかし、濁った茶色の水を当たり前のように飲み水にし、それが原因で、下痢や感染症になる子どもたちがいます。
© 日本ユニセフ協会/2014 |
『みんなの募金箱』 |
世界には、7億4,800万人が安全な水源を利用できない状況の中で暮らしています。幼い子どもたちは、他の年齢層と比べて、安全でない水と不衛生な環境による悪影響を受けやすく、それらに起因する下痢性疾患により、毎日約1,400人の子どもが命を落としています。また、不衛生な水やトイレ施設の欠如は、1億6,000万人の子どもたちの発育阻害にも影響を及ぼしています。
清潔できれいな水を世界の子どもたちに届けるユニセフの取り組みを支援するため、レストラン・カフェで出されるお水に対して募金を呼びかける「TAP PROJECT(タップ・プロジェクト)」。日本ユニセフ協会とhakuhodo i+d及び博報堂の有志メンバーは、全国約500店舗のレストラン・カフェとの協働により、本日「水の日」にあたる8月1日(金)から1カ月間、「TAP PROJECT JAPAN 2014〜きれいな水を、世界の子どもに〜」を実施いたします。
© 日本ユニセフ協会/2014/tomoko shimamura, seiko ishikawa |
ご自身のサインが入った専用の募金投入口から募金してくださるルー大柴さん |
2009年に始まり、今回で6回目となる「TAP PROJECT」。今年の取り組み.の一環として、本日8月1日、東京・二子玉川RISE ガレリアに、パートナー企業各社のご協力で製作された、人の名前が記された約1,000個の投入口が付いた、巨大募金箱『みんなの募金箱』が登場しました。
PROJECT初日にあたる8月1日には、長年にわたりユニセフの活動にボランティア参加してくださっているタレントのルー大柴さん、支援対象国のマダガスカル国在日大使館よりラトディソア・アンドニリナ氏をお迎えして、キックオフイベントが行われました。
自分専用の投入口を探して募金をする「みんなの募金箱」は、8月1日(金)〜8月7日(木)の一週間、二子玉川RISE ガレリアに設置されています。当たり前と思いがちな水環境に感謝しつつ、世界の子どもたちの現状に思いを馳せる機会になることと思います。みなさまのお越しをお待ちしております!
© 日本ユニセフ協会/2014 |
『みんなの募金箱』の1000の名前から、一生懸命自分の名前を探す子どもたち |
<TAP PROJECT JAPAN 2014 「みんなの募金箱」@二子玉川RISE>
■実施時間:8月1日(金)〜8月7日(木) 10:00〜19:00
■場所:二子玉川RISE ガレリア
〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-21-1
東急田園都市線・大井町線 「二子玉川駅」直結
アクセス・地図
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今年は、TAP PROJECTに読売巨人軍のみなさんが協力してくださいます。8月1日から東京ドームで開催される巨人軍のホームゲーム全15試合で、主力選手と原辰徳監督の直筆サインが入ったスペシャル募金箱が東京ドーム内1階に設置されます。また、ドーム内オーロラビジョンでTAP活動が紹介されるほか、選手による募金の呼びかけも8月2日実施予定です。
© 日本ユニセフ協会/2014 |
東京ドームに設置されたTAP×GIANTS募金箱 |
「TAP WATER」とは英語で「水道水」を意味します。「TAP WATER」をプロジェクト名に掲げたこの取り組みは2007年にニューヨークで始まりました、「きれいな水を、いつでもかんたんに手にすることができる」。それは、世界的に見れば、決して当たり前の話ではない、という事実を考える機会になってほしい、という願いがこめられたプロジェクトです。
TAP PROJECTは、レストラン・カフェで提供されるお水やお茶に対して任意で100円もしくはそれ以上の募金をしていただくという活動です。具体的には、レストラン内のテーブルに用意されたカードでお客様にお水やお茶をお出しする際に、プロジェクトのご紹介やご協力のお声がけをしていただき、チップの感覚で任意の金額を置いていただきます。また、一部店舗ではカウンターなどに設置された募金箱による募金も実施致します。
毎年多くの方々のご協力とご支援をいただき、日本でのTAP PROJECTは成長をしてきました。
© 日本ユニセフ協会/2014 |
TAP PROJECTの支援でつくられた井戸を使う子ども(マダガスカル) |
TAP PROJECTにお寄せいただいた募金は、アフリカ南東部の島国マダガスカル共和国でユニセフが行う水と衛生事業の支援プロジェクトに役立てられています。これまでのご支援によって、47の小学校とコミュニティに対し、45ヶ所の井戸や貯水槽、そして142基のトイレが設置され、14,533人の子どもたちとその周辺の地域住民が、清潔で安全な水を利用できるようになりました。子どもたちを対象に衛生習慣を普及する活動も行なわれています。今年の活動でお寄せいただく募金も、引き続きマダガスカルの水と衛生事業の支援プロジェクトに活用されます。
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※TAP PROJECT 2014は、本プロジェクトの趣旨にご賛同いただいたパートナー企業各社のご協力によって運営されています。
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