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ユニセフ協会からのお知らせ

黒柳大使とアグネス大使が歓迎
レーク事務局長 日本のさらなるリーダーシップを求める

【2010年5月12日 東京発】

11日から来日中のアンソニー・レーク ユニセフ事務局長は、滞在2日目の12日、皇太子殿下に謁見を賜り、鳩山由紀夫首相、岡田克也外務大臣を訪問。同日夜には、ユニセフ新事務局長 来日記念公開イベント「子どもたちにふさわしい世界のために」に参加。国会議員、政府関係者や主要民間ドナーの代表、ユニセフ親善大使、日本の子どもたちの前で、新事務局長としての所信表明を行いました。

話を聞き、学ぶ
© UNICEF Tokyo/2010/Ayano Sato
「子どもたちにふさわしい世界のために」と題されて東京で開かれた来日イベントで、ユニセフの支援者に対して演説するアンソニー・レークユニセフ事務局長。

この所信表明の中で、5月1日に就任したばかりのレーク事務局長は、2015年までにミレニアム開発目標を達成するため、ユニセフは、パートナーとともに、様々な取り組みを加速していくことを強調しました。

「ユニセフは、ただ統計的な成果を上げるための活動を行っているのではないということをいつも心に留めておかなければなりません。これは、道徳的な責務です。」「ミレニアム開発目標(に記されている数字)を、人の顔や、忘れられている子どもたちの存在に置き換えられるかどうか。それは、私たち次第なのです。」(レーク事務局長)

「私は、この(ユニセフ事務局長という)仕事については、まだ新人です。みなさんの話を聞いて、みなさんから教えてもらっているところです。」「しかし、そんな私も、これだけは知っています:私たちが共有する“ビジョン(目標)”を実現するために、これまで以上に、日本のリーダーシップ−すなわち、日本の皆さんのアイディアや声、みなさんの手によるアドボカシー活動が必要なのです。」

日本の素晴らしい支援
© UNICEF Tokyo/2010/Ayano Sato
国連大学ビル(東京)のウ・タント国際会議場で開かれた新事務局長来日イベントで、日本の子どもたち、ユニセフ親善大使の黒柳徹子さん、アグネス・チャンさんと記念撮影するレーク事務局長。

この夜、ウ・タント国際会議場の座席は、外交団、学術関係者、民間企業の代表、学生、会社員そして子どもたちや保護者など、300人以上の人々で埋まりました。また、イベントでは、2009年11月20日に「子どもの権利条約」が採択満20年を迎えることを記念し、カナダのアーティストのスティーブ・バラカットさんが作曲したユニセフ・アンセム『ララバイ』が、地元の小学校に通う5年生の子どもたちによって合唱されました。

ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんとアグネス・チャンさんも参加した本イベントで、レーク事務局長は、世界の子どもたちに対する日本の素晴らしい支援に対して、感謝の意を述べました。

「日本政府と日本国民は、困難な状況に置かれている子どもたちの生活を改善するためのユニセフの活動を力強く支えてくださっています。」「日本は、ミレニアム開発目標達成のために強力なリーダーシップを発揮してくださっていますし、これからも、重要な役割を果たしてくださるでしょう。」

13日、レーク事務局長は、ニューヨークのユニセフ本部に帰国する前に、東京のユニセフハウスを訪問する予定です。レーク事務局長は、世界の子どもたちが直面している問題に取り組むユニセフの活動を、特に子どもたちに紹介するために日本ユニセフ協会が設置したユニセフハウスで、参加型の学習施設や常設展示を見学することを楽しみにしています。

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