【2016年10月27日 フランス/英国発】
ユニセフ(国連児童基金)は、フランス北部カレーの難民キャンプに残る子どもたちの早急な保護を求めています。フランス、英国の両ユニセフ協会は、以下の声明を発表しました。
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© UNICEF/UN021490/Geai |
ユニセフは、昨夜、難民キャンプから火の手が上がる中、多くの子どもたちが屋外の寒い中で眠らなければいけなかったことに、深く心を痛めています。また、何人かの子どもがリストバンドを持っていないために警察に連れて行かれた、というカレーにいるボランティアからの報告には驚きを隠せません。
英国、フランス両政府はこの撤去作業の最中、子どもたちの安全を約束していました。しかしながら現在、カレーにいる一部の子どもの状況は、今まで以上に危険なものとなっています。
昨日は、何時間も列に並びながらも、多くの子どもたちは登録時間の終了までに登録を済ますことができず、当局が発行するリストバンドを手に入れることができませんでした。このような状況がまさしく子どもたちを人身売買や密入国業者に関わってしまう危険にさらし、食べ物も住まいも、なんの支援もない危険な状況に子どもたちを置きます。
今後、関係当局は、子どもたちの保護と一人ひとりにとっての最善の利益を保証しなければなりません。
彼らに安全な場所を提供するために大きな前進がなされたにも関わらず、いま子どもたちが見過ごされるようなことはあってはなりません。
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