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氏名 | 横手 春子 |
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派遣先 | タンザニア事務所 |
派遣期間 | 2021年2月〜2021年7月 |
2021年2月から6か月間、UNICEFタンザニア事務所の保健セクションにて、インターンをさせていただきました。新型コロナの影響により現地に赴くことが叶いませんでしたが、リモートにて、保健システム強化プロジェクトの支援や、薬剤耐性対策の研究支援など、様々な業務に携わることができました。
ここでは、サブナショナルレベル保健システム強化プロジェクトにおける経験をご紹介します。このプロジェクトは、地方政府における保健マネジメントの強化を目指して、ビル&メリンダ・ゲイツ財団の支援により行われているものです。現在は、国内におけるマネジメント能力開発カリキュラムの設立を計画しています。
私が主として行ったことは、様々な論文をもとにした保健マネジメント能力の分析です。分析により、マネジメント能力の育成や評価を下支えするような枠組みが活用されていないことや、地域ごとの能力の差異が分かりました。また、様々な能力開発手法のエビデンス(根拠)や、現時点までに行われてきた能力開発プロジェクトの実績等についても調べました。これらを報告書にまとめ、パートナー組織へ手法等を提言しました。
インターンを通して特に強く感じたことは、ユニセフが果たすべきアカウンタビリティ(説明責任)の重要性です。政府やドナー、そして一般市民に対しユニセフはその活動の方針や状況、成果を説明する責任があります。実践を通して、責任に対する自覚を高められたことは大きな成果です。また、パートナー組織と協働する中で、効果的な連携を生み出し結果へ繋げていく難しさとやりがいを実感しました。
このインターンシップは、今までの医療現場や青年海外協力隊における経験、そして修士における学びを、国際機関レベルで実践に活かしていく第一歩となりました。このような貴重な機会をくださった日本ユニセフ協会の皆様、ユニセフタンザニア事務所の皆様、支援者の皆様に深く御礼申し上げます。