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東日本大震災復興支援 第226報
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© 日本ユニセフ協会 |
2013年4月にユニセフハウスを訪問し、生徒たち自身で考えた「1000年後まで伝える津波対策」について発表する宮城県女川町立女川中学校の生徒たち |
世界中の自然災害の被災者の50-60%は子どもです。しかし、弱いだけの存在ではありません。「あの日」、避難所となった学校や施設で被災者を支えたのは子どもたちでした。
「あの日」からの3年間、被災した子どもたちが経験したことは言葉では決して語りつくせず、また、3年という月日が経った今でも、ひとりひとりが負った心の傷は癒えるものではありません。
しかし、子どもたちが、辛い経験を乗り越えようと前を向く姿は、周りの人々を勇気づけ続けています。「復興のために、ぼくたち、わたしたちに何ができるのだろう」。震災の教訓をもとに、地域の復興と未来を見据え、将来の"万が一"に備える。それらを地域の未来を担う存在である子どもたち自身が考え、地域社会にそれぞれ異なった形で提案している姿があります。
3月27日(木)ユニセフハウスで開催されるシンポジウム「未来をつくる私がおとなに伝えたいこと」では、被災地の学校の子どもたちが、震災の体験から自分たちが学び、考えたことを発表します。
本シンポジウムには、どなたでもご参加いただけます。応募方法は、下記詳細をご覧ください。
シンポジウム
『未来をつくる私がおとなに伝えたいこと〜子どもと築く復興まちづくり』
日時 | 2014年3月27日(木)13時00分〜15時00分(開場:12時30分) |
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会場 | ユニセフハウス 1階ホール (東京都港区高輪4−6−12 JR品川駅または都営浅草線高輪台駅から徒歩約7分) アクセス |
プログラム |
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定員 | 120名 (無料) |
応募 方法 |
Eメール( event@unicef.or.jp )か FAX (03-5789-2036)でお願いいたします。 件名に「3月27日報告会」、本文にご氏名・ご連絡先(電話番号かEメールアドレス)を明記の上、日本ユニセフ協会広報室までお申し込みください ※締切:3月26日(水)午後4時まで ※複数名での申し込みの際には、それぞれのお名前をお知らせください。 |
備考 |
※ 先着順に受付けいたします。 ※ 定員に達した場合は、募集を打ち切る場合がございます。 ※本報告会の様子は、後日当協会ホームページ等で紹介いたします。そのための動画・スチル撮影も行われますので、予めご了承ください。 ※ 当日は、会場内で報道機関による取材も予定されておりますので、予めご了承ください。 ※ 個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください。 |
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ユニセフは、私たちの社会を自然災害に"レジリエント(迅速かつしなやかな回復力のある)"にしてゆくためには、子どもたちの声を聴き子どもたちからも学ぶ必要があると訴えています。来年3月には、宮城県仙台市で第3回国連防災世界会議が開催されます。東日本大震災被災地の復興を世界に発信し、防災に関する日本の経験と知見を国際社会と共有する機会となるこの会議に向け、ユニセフは、会議そのものはもとより会議に至る被災地復興のプロセスの中で、子どもたちが"主役"の一人として位置付けられるよう、日本政府はじめ関係各方面に働きかけています。
本シンポジウムは、第3回国連防災世界会議に向け、ユニセフが提唱する"子ども参画"の具体例の一つとして子どもたちの発表を紹介するとともに、東北の被災地のみならず、世界の復興と防災の在り方を、みなさまと考えてまいります。
「あの日」から丸3年がたとうとしています。ユニセフ本部の全面的なサポートと多くの皆さまのご協力を得て、日本ユニセフ協会は、震災直後から支援活動を開始。ユニセフが数十年にわたって蓄積してき た知見を最大限に用い、「緊急支援物資の提供」「保健・栄養」「教育」「心理社会的ケア(心のケア)」「子どもの保護」「子どもにやさしい復興計画」の6つの分野での活動を続けてきました。3年目の活動をまとめた報告書、日本ユニセフ協会 東日本大震災 緊急・復興支援活動3年レポートを発表いたしました。ぜひご一読ください。
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