世界のともだち

スタディツアー視察報告

モンゴル  スタディツアー報告  (2008年7月20日〜26日実施)

5. 家庭教育評価

ユニセフは、特にゲル地区の人々に、自分たちの生活の問題点を明らかにし、自分たちの力で改善していけるように、家庭教育に力を入れています。

CBSSの家庭教育は、Family Empowerment Program(家族が自ら生活を改善する力をつける運動)により推進されています。取組みの評価は、評価表で行われています。ゲルをかたどった評価表には、「川の水は沸かして使おう」「野菜を自分で育てよう」「ヨードを添加した塩を使おう」「衛生トイレを使おう」など27にわたる項目があり、項目ごとの○印に、解決している場合は青色、未解決の場合は黒色、関係ない場合は黄色を塗っていきます。評価表を色分けすることによって、問題点が明確になります。

視察したバガヌール第4ホロでは、現地の指導員がトイレの模型を手に、15家庭から参加した代表者に衛生トイレについて説明をしていました。市民は積極的に参加し、問題の解決率も上がっているとのことです。使用するノートや鉛筆は、ユニセフから支給されています。参加者は評価表を使って自己評価をしていました。

トイレの模型と図を使って、衛生について説明する指導員
熱心にメモをとる参加者
ゲルの形をした評価表
 

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日本ユニセフ協会