南スーダン:食べ物が少なくなり、栄養が足りない子どもが急増2015年2月4日
南スーダンでは、考えのちがいから武力のぶつかり合いが起きています。それにともなって、人々にとどく食べ物の量がひじょうに少なくなり、人として守られるべき生活を助けるための活動がしにくくなっています。 多くの人々が食べ物を求めて、紛争(ふんそう)が起きているあぶない所を行ったり来たりしています。そのようなところでくらしている人々を守るためには、これまでしていた支援をさらに大きなものにしなければならない、とユニセフは考えています。 南スーダンでは、今の時点で、少なくとも22万9000人の子どもがひどい栄養不足になっているとみられています。その人数は、2013年12月に武力のぶつかり合いが起きる前の2倍になりました。ユニセフは活動をともにするパートナーと、南スーダンで栄養が足りていない子どもたちを助けるための活動を、よりじゅうじつさせるようにしています。2014年には、ユニセフの助けを受けた子どもは10万人近くいます。2015年は、栄養が足りていない5才未満の子ども13万7000人を助けることを目標にしています。 ユニセフ・南スーダン事務所代表のジョナサン・ヴェイチは「助けを必要としている人々がいるものの、戦いのせいで近づくことができない場所があります。このような武力のぶつかり合いが大きなものになれば、食べ物や必要な物をとどけることができなくなります。これは栄養が足りていない子どもにとってひじょうに大きな問題で、子どもの死亡率(しぼうりつ)が、急速に高くなるでしょう」と語りました。 ■このニュースのくわしい内容は |