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バヌアツ:サイクロンのひがいにあった子どもたちにワクチンを

2015年3月21日


© UNICEF/UNI181194/Sevenier
生まれてはじめての予防接種をうけるエバニちゃん

ジネッテさんは、2週間前にエバニちゃんを出産(しゅっさん)しました。サイクロンがバヌアツを直撃(ちょくげき)したのは、その少しあとの3月13日。サイクロンの警報(けいほう)をラジオできいたとき、ジネッテさんは家からはなれたところにいました。そこで、高台にある親せきのところにひなんしました。

「とにかく娘2人のことがしんぱいでした。あらしの中で、このまま死ぬのではないかと思いました。私たちがひなんしていた家の一部は風でふきとばされたので、マットレスを上にかぶせて、子どもたちをなんとか守るのに必死(ひっし)でした」とジネッテさんは話します。

ジネッテさんは生まれたばかりのエバニちゃんに、先週、予防接種(よぼうせっしゅ)をうけさせるつもりでしたが、サイクロンが発生(はっせい)したので、病院に行くことができませんでした。

バヌアツの保健省は、ユニセフとWHOの助けをかりて、エバニちゃんのように予防接種をうけられなかった子どもたちの命をまもるために、今週、予防接種を行いました。エバニちゃんもぶじにポリオの予防接種を受けることができましたが、ほかのびょうきの予防接種はまだ受けられていません。

ユニセフは、バヌアツで何十年ものあいだ活動を行っています。今回、ものすごく大きなサイクロンによってたいへんなひがいを受けたバヌアツの女性と子どものため、緊急支援(きんきゅうしえん)をおこなっています。

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■このニュースのくわしい内容は
 バヌアツ:サイクロンの影響を受けたバヌアツの子どもたちに命を守るためのワクチンを

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