【2016年12月12日 東京発】
(公財)日本ユニセフ協会はこの度、『ユニセフ年次報告2015』(日本語版)を発行しました。この中では、子どもたちの権利を守るためにユニセフ(国連児童基金)が2015年に世界各地で実施した事業とその収支をご報告しています。また巻末では、日本ユニセフ協会の活動および収支に関してもご報告しています。
©日本ユニセフ協会 |
2015年、ユニセフは102カ国で310件の人道危機において支援活動を実施しました。第二次世界大戦以来最大規模といわれる難民・移民危機をはじめ、紛争や災害など数々の危機に直面した厳しい一年にユニセフが取り組んだ人道支援活動について報告しています。
すべての子どもたち - 特に最も困難な状況にある子どもたちに公平な機会を提供するというユニセフのコミットメントに基づき、2015年、中間点を迎えた中期事業計画(2014~2017年)における優先事項(保健、HIV/エイズ、水と衛生、栄養、教育、子どもの保護、社会へのインクルージョン)についても取り上げ、各プログラムやパートナーシップを通じて恩恵を受けた子どもたちのストーリーも紹介しています。
2015年も皆様からの温かいご協力によって、世界の子どもたちに支援を届けることができましたことに、心より御礼申し上げます。ユニセフの活動はすべて、政府からの任意拠出金と民間の皆様からの募金によって支えられています。
2015年ユニセフの収入は、50億900万米ドルに上りました。このうち、60%が各国政府からの拠出金、29%が各国のユニセフ協会(国内委員会)を通じた民間からの協力でした。これは、ユニセフの財政に対するご支援者の皆様からの継続的な信頼のあらわれです。
2015年の総支出は47億6,840万米ドルで、最も大きかった事業支出分野は、保健、次いで教育、水と衛生でした。また、地域別にみると、最も多くの予算が配分されたのはサハラ以南のアフリカで、プログラム支出総計の55%を占めました。
詳細は、ユニセフ年次報告2015にてご覧いただけます。
ユニセフ年次報告は、毎年、ユニセフ(国連児童基金)が作成し、日本ユニセフ協会が翻訳している報告書です。報告書内のデータは、ユニセフ、各国連機関、ユニセフの各国事務所が提出している年次報告書、ならびに執行理事会に提出されたユニセフ事務局長年次報告書のデータに基づくものです。
各年の年次報告はユニセフ年次報告バックナンバーにてご覧いただけます。
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