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日本ユニセフ協会
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ナイジェリア
ボルノの自爆攻撃、子どもを使用 ユニセフ、非難の声明

【2019年6月18日  アブジャ(ナイジェリア)発】

ユニセフ(国連児童基金)ナイジェリア事務所代表ピーター・ホーキンスは、ナイジェリア北東部における紛争において、子どもが自爆攻撃に使用され犠牲になっていることを非難する以下の声明を発表しました。

* * *

ボルノの自爆攻撃、子どもを使用

20190618_Nigeria

© UNICEF/Kokic

ユニセフは、ナイジェリア北東部の紛争において、子どもたちを「人間爆弾」として、またいかなる戦闘員または非戦闘員として使用することを非難します。

複数の報告によれば、本日ボルノ州のコンドゥガ村で、人々がサッカーを観戦しに集まっていた集会所付近で、3人の子どもたち、女の子2人と男の子1人(年齢不詳)が爆弾を爆発させ、30人が死亡、40人が負傷しました。ユニセフは、この恐ろしい事件で犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷した方々の早期回復をお祈りします。

子どもたちをこのような形で使用することは、決して許されないことです。

ユニセフは、この恐ろしい紛争に関係するすべての者に対して、いかなるときでも子どもたちを保護し、危険から遠ざけるよう求めます。

今年に入って自爆攻撃に使用されたと報告されている子どもの数は今回の事件を含めて5人になりました。2018年には、48人が自爆攻撃に使用され、そのうち38人は女の子でした。

私たちはあらためて、ナイジェリア北東部のすべての紛争当事者に、民間人に対する攻撃を直ちに停止し、紛争に子どもたちを使用することを止め、国際人道法に定められた義務を果たすよう求めます。

 

■ 補足説明

  • ナイジェリア北東部では、2012年以降、非国家武装グループが、子どもたちを戦闘員または非戦闘員として使用し、女の子を強姦したり強制的に結婚させるなど、子どもの権利に対する甚大な侵害が行われています。拘束中に妊娠し、医療ケアを受けられずに出産した女の子もいます。
  • ナイジェリア北東部の武力紛争では、2013年から2017年の間に非国家武装グループにより徴用・徴兵された子どもの数は3,500人を超えます。
  • 武装グループが人体装着式即席爆発装置(PBIED)として子どもたちを自爆攻撃に使用した数は2014年から2017年にかけて著しく増加しました。2018年には38人の女の子を含む48人の子どもが自爆攻撃に使用されました。2017年には146人(男の子45人、女の子101人)でした。2019年は、今回の事件以前に報告されていたPEIEDの事例は、女の子2人でした。
  • ユニセフは、政府当局およびパートナー団体と協力しながら、紛争に関与した子どもたちがコミュニティに戻り家族と再会できるよう支援を続けていきます。

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