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日本ユニセフ協会

プレスリリース

大型サイクロン、バングラデシュ沿岸部を直撃
子ども320万人が危機に ユニセフ、被災地での緊急支援体制を整え

2024年5月27日ダッカ(バングラデシュ)

ユニセフ(国連児童基金)バングラデシュ事務所代表のシェルドン・イェットは、大型のサイクロンの上陸により大きな被害を受けたバングラデシュの状況とユニセフの支援体制について、以下の声明を発表しました。

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子ども320万人が危機に

サイクロンが上陸する前に、最低限の荷物を持ち、雨の中、避難所へ向かう親子。(バングラデシュ、2024年5月26日撮影)

© UNICEF/UNI581135/
サイクロンが上陸する前に、最低限の荷物を持ち、雨の中、避難所へ向かう親子。(バングラデシュ、2024年5月26日撮影)

バングラデシュの沿岸部に大型のサイクロンが襲来したことにより、320万人の子どもを含む840万人以上の人々が、健康、栄養、衛生、安全の面で大きな危険にさらされています。この危機的状況の中で、暴風雨の被害に耐え忍んでいる子どもたちとその家族と、ユニセフは共にあります。

現在までに寄せられた情報では、ボラ、パトゥアカリ、バゲルハットの各県が最も大きな被害を受けており、多くの郡が浸水しています。

ユニセフは災害の発生が危惧されていた当初から現地に入り、政府の早期警戒態勢を支援するとともに、サイクロン到来後に支援を届けるための迅速かつ効果的な対応を整えてきました。ユニセフは、被災したコミュニティや避難所で配布できるよう、浄水剤、飲料水用ポリタンク、移動式トイレ、衛生キット、家族用キットなどの物資を、全国35カ所の倉庫に備蓄しています。さらに、2つの緊急対応チームを最も被害の大きかった地域に派遣する準備ができています。

被災地での緊急支援体制を整え

サイクロンで水没した道を渡る子ども。ユニセフはサイクロン到来以前から、命を守る支援物資をすぐに届けられるよう準備をしており、被害が大きい地域に素早くスタッフを派遣できるよう待機させていた。(バングラデシュ、2024年5月26日撮影)

© UNICEF/UNI580918/Drik
サイクロンで水没した道を渡る子ども。ユニセフはサイクロン到来以前から、命を守る支援物資をすぐに届けられるよう準備をしており、被害が大きい地域に素早くスタッフを派遣できるよう待機させていた。(バングラデシュ、2024年5月26日撮影)

ユニセフは初動対応として、ロヒンギャ難民キャンプやコックスバザールを含む沿岸地域の人々に支援を届けます。しかし、女の子、女性、障がい者の緊急のニーズに応えるためには、すべての支援分野で深刻な資金不足が続いています。

私たちは政府およびパートナーと緊密に連携し、状況を注視しながら、被災し困窮している人々に迅速に支援を届けるよう取り組んでいます。私たちの最優先事項は、このような災害時に最も弱い立場に置かれる人々、特に子どもたちの命とウェルビーイングを守ることです。

私たちは引き続き、困難に直面しているバングラデシュの人々に寄り添い、サイクロンの被害を乗り越え復興するために必要なあらゆる支援を提供することに尽力します。

困難な状況にある子どもたちが、生まれ持った権利を守られ、平和に健やかに成長できることを目指して活動するユニセフ。

その活動は皆さまのご支援によって支えられています。

毎月(定額)のご寄付 今回(一回)のご寄付

※最も支援が必要な子どもたちを支え、ユニセフの様々な活動に役立てられています。

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