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日本ユニセフ協会

プレスリリース

シリア政権崩壊
「支援拡大のため、人道アクセスの保障を」
ユニセフ事務局長声明 ユニセフ・シリア事務所など、取材受付中

2024年12月8日ニューヨーク

シリア政権崩壊を受け、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のキャサリン・ラッセルは以下の声明を発表しました。

支援拡大のため、人道アクセスの保障を

ユニセフが支援しているハサケ市の病院で、重度の急性栄養不良と診断され、栄養治療を受け元気を取り戻した1歳半のサイフちゃん。(シリア、2024年8月18日撮影)

© UNICEF/UNI638395/Aldhaher
ユニセフが支援しているハサケ市の病院で、重度の急性栄養不良と診断され、栄養治療を受け元気を取り戻した1歳半のサイフちゃん。(シリア、2024年8月18日撮影)

シリア情勢が急速に進展するなか、ユニセフは、平静を保つこと、暴力を控えること、そして、シリアのすべての人々の権利――特にこの2週間で少なくとも35人が犠牲となった、子どもたちの権利――を守るようにという国連事務総長による訴えを、改めて強調します。ユニセフは、引き続きシリアに留まり、パートナーとともに、子どもたちと家族へ命を守る支援を届けることに全力を尽くします。

シリア国内の人道的状況は悲惨で、何百万人もの子どもたちや家族が極度の困窮に直面しています。10年以上にわたる戦争により、重要なインフラに甚大な被害がもたらされ、大規模な避難が発生し、安全な水、衛生設備、保健・栄養、保護、教育など、必要不可欠なサービスへのアクセスが著しく制限されています。

ユニセフはすべての当事者に対し、人道支援団体が子どもたちや家族に支援を届けるため、安全かつ妨げられることのない人道アクセスを保障するよう求めています。それは、増大する人道的ニーズに対応するため、私たちの支援活動を迅速に拡大するにあたって、極めて重要なのです。

ユニセフはまた、すべての当事者に対し、シリアの子どもたちの命が守られ、成長できるよう、持続的な和平を約束するよう求めます。シリアの子どもたちはもう十分苦しんできました。彼らは、平和、尊厳、そして機会のある未来を生きる権利があるのです。


取材機会のご案内

ユニセフ・シリア事務所および中東・北アフリカ地域事務所は、随時、報道関係者の皆さまによるインタビューをお受けしています。ご希望の方は、日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室( jcuinfo@unicef.or.jp )へご連絡ください。インタビューは英語で受け付けています。

 

ユニセフ「シリア緊急募金」 ご協力のお願い

シリアの最も支援を必要としている子どもたちとその家族に支援を届けるため、日本ユニセフ協会は、ユニセフ「シリア緊急募金」を受け付けています。ご協力をお願い申し上げます。

 

 

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