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アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使
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2月15日(月)、アグネス・チャン日本ユニセフ協会大使が本年の視察先であるソマリア(ソマリランド)へ向け、羽田空港を出発しました。アグネス大使は、ドバイからナイロビを経由し、2月17日(水)にソマリランドの都市、ハルゲイサに到着し、2月23日(火)には日本へ帰国予定です。
13回目となるアグネス大使の視察先は、20年以上も紛争が続き、干ばつの被害を受け、世界最大規模の国内避難民キャンプを抱えるソマリア。360万人以上が人道的な緊急事態の中にいると報告され、予防接種など基本的社会サービスを受けられないために、多くの子どもたちの命が失われ続けています。
今回視察を行うソマリア北西部の「ソマリランド」や、北東部の「プントランド」と呼ばれる地域には、それぞれ独立国を標榜する『政府(ソマリランド)』や、『連邦州政府(プントランド)』が立ち上がり始めています。しかし、これらの政府の存在を認める国は一つもありません。
国際社会から見放されてしまったソマリア。
しかしそんな中、住民の自助努力による「国づくり」が始まっています。アグネス大使は、ソマリアのお母さんたちが中心となり、子どもたちのために、教育や、保健、水と衛生などの分野においてどのような活動が行われているのか、報告します。また、ソマリアの女性たちの置かれている立場を象徴するひとつが、「FGM(女性器切除)」。女子の成人儀礼としてアフリカを中心に世界各地で広く行われてきた習慣で、ソマリアでは15歳以上の女性の94%が経験しています。ソマリアでのFGM根絶に向けた動きについても、アグネス大使が報告します。