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公益財団法人日本ユニセフ協会
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ユニセフの主な活動分野|子どもの保護
ユニセフの主な活動分野
子どもの保護

女性器切除(FGM)

© UNICEF/UNI42930 /Pirozzi "ダヤ"と呼ばれる伝統的な施術者の女性が、切除に用いる刃を手にしている(エジプト)

女性器切除(female genital mutilation、以下FGM)とは、アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習です。きわめて強い社会的な規範に支えられ、家族はその害を知っていても自分の娘にFGMを受けさせていることが少なくありません。

FGMを受けた女の子や女性は、出血が続き、感染症や不妊、死のリスクにさらされます。女子と女性の人権侵害であるとともに、健康面及び精神面で長期的な影響を及ぼすFGM根絶にむけて、ユニセフはパートナーとともに活動しています。

FGM根絶の日

毎年2月6日は、国際女性器切除(FGM)根絶の日(ゼロ・トレランス・デー)です。

2月6日は女性器切除(FGM)根絶の日:世界で2億人の女性がFGMを経験(2022年2月3日) >>

主要データ

© UNICEF/UNI42923/Pirozz 保健所に貼られている、FGM撲滅のための啓発ポスター。 FGMの処置を受けさせるために、嫌がる娘を無理やり病院に連れてきた母親と、処置を断る医者が描かれている。「医療的な観点からみると、FGMは女の子を最も傷つける行為である」という文が、この絵の横に添えられている。

  • 世界30カ国の少なくとも2億人の女の子たちや女性たちがFGMを経験している。うち、半数以上が3カ国(インドネシア、エジプト、エチオピア)に集中している
  • FGMを経験した2億人以上のうち、15歳未満の女の子は4,400万人。FGMを経験している15歳未満の女の子の割合が最も高い国々は、ガンビア(56%)、モーリタニア(54%)、インドネシア(49%)
  • 現在の傾向が続けば、2030年までに、さらに1億5,000万人の15〜19歳の女性がFGMを受けることになる見込み
  • FGMを経験している15〜19歳の女の子の割合が最も高い国々は、ソマリア(98%)、ギニア(97%)、ジプチ(93%)
  • FGMを受ける女の子は多くの場合、5歳の誕生日を迎える前に受けている
  • FGMは、女性と子どもの権利の侵害である
  • 2008年以降、20カ国の1万5,000以上のコミュニティで、FGMを廃止するという公式宣言が出された。2015年時点で5カ国(ケニア、ウガンダ、ギニアビサウ、ナイジェリア、ガンビア)がFGMを違法とする法案を可決している。
  • FGMに関する統計が存在する国でも、多くの人がFGMを廃止すべきと考えており、この慣習に対する非難が広まっている
出典:

ギニア

ファートゥーさん(12歳)のストーリー

「お風呂に入った後、タオルを体に巻いて部屋に入るように言われました。他の部屋から、女の子たちの泣き叫ぶ声が驚いていました。」

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©UNICEF Guinea/2013/La Rose

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