衛生的な習慣 (手洗い)
SDGs目標6.2は、すべての人が平等に適切な衛生環境を利用できることを目標としています。この衛生環境には、健康を維持し、病気の蔓延を防ぐことにつながる、手洗いをはじめ、月経衛生管理、食品衛生など、さまざま衛生習慣も含まれています。
2022年時点、世界では20億人が基本的な手洗い設備を自宅で使用できません。
ユニセフは、世界各国で、手洗いのための設備をつくったり、「せっけんによる手洗いで命を守ることができる」というメッセージを学校やコミュニティで伝えています。
- SDGs 6.2
- 2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性及び女児、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を払う。
自分の体を病気から守る、最もシンプルな方法のひとつが、せっけんを使った手洗いです。
下のグラフは、自宅に適切な手洗い設備があるかどうかについて調査したグラフです。
出典:
衛生施設(トイレ)に関するデータの定義について
- 基本的な手洗い設備(Basic):
正しい手洗いに必要な、水と石けんが整った手洗い設備。 - 限定的な手洗い設備(Limited):
水または石けんがない手洗い設備。 - 手洗い設備はない(No facility):
手洗いのための設備が全くない。
出典:
世界の人々の、自宅における手洗い設備へのアクセス状況
2015年から2022年にかけての成果
自宅で手洗い設備が利用できる人の割合は、67%(2015年)から75%(2022年)まで改善しています。
出典:
主要データ
2022年、世界では・・・
- 世界人口の75%にあたる60億人が、石けんと水がある基本的な手洗い設備を自宅で使用できている。
- 世界人口の25%にあたる20億人が、基本的な手洗い設備を自宅で使用できない。
- 世界人口の17%にあたる13億人が、石けんまたは水がない限定的な手洗い設備を使用している。
- 世界人口の18%にあたる6億5,300万人は、手洗いのための設備が自宅に全くない環境で暮らしている。
下記の地図は、基本的な手洗い設備を自宅で利用できる人の割合(2022年)を各国毎に色で示しています。
出典:
(2023年7月更新)
©UNICEF/UNI313299/Matas
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