軍隊や武装グループと結び付く子どもたち
軍隊や武装グループと結び付く子どもには、武器を手にしている子どもだけでなく、調理役や運び手として使われている子どもや性的搾取、強制的な結婚の対象にされている子どもも含まれます。特に、武力紛争下の子どもたちは、貧困や栄養不良に陥るリスクが高まるほか、軍や武装グループによる子どもの徴用の危険も高まります。2009年5月までに128ヵ国が「武力紛争における子どもの関与に関する選択議定書」を批准しています。
主要データ
© UNICEF/NYHQ2008-1216/Holt
- 世界中で25万人の子どもたちが武力紛争に巻き込まれていると推定されている。こうした子どもたちは、戦闘員、メッセンジャー、スパイ、荷物運搬人、調理役として利用され、特に女の子は性的な関係を強要させられており、子どもたちの権利と子どもたちが子どもらしく過ごす時間を奪われている。
- 2008年だけでも、ユニセフはパートナーと共に、9カ国にて様々な武力勢力と武装グループからの1,648人の女子を含む1万2,600人以上の子どもたちの直接的な解放に従事した。
- 子どもの徴兵・徴募を含む、深刻な子どもの権利侵害の監査と報告のための国連特別委員会が、14カ国(アフガニスタン、ブルンジ、コロンビア、コンゴ共和国、中央アフリカ共和国、チャド、コートジボアール、ミャンマー、ネパール、ソマリア、スリランカ、スーダン、フィリピン、ウガンダ)に設置された。
- 2006年、推定1,810万人の子どもたちが避難を余儀なくされた。580万人が避難民、880万人が国内避難民である。
- 2004年の報告によると、世界中の少なくとも65カ国で、男の子と女の子が政府の軍事勢力にボランティアとして合法的に、あるいは強制されたり騙されたりして違法に徴兵・徴募されている。
(2009年12月現在)
南スーダン
武装勢力に人殺しを強制された女の子のストーリー
「13歳のとき、武装勢力に捕らえられ、連れて行かれました。ひどいことを目にし、恐ろしい悪夢を見るようになりました」。
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