【2016年10月17日 東京発】
日本ユニセフ協会は、「子どもにやさしいまちづくりシンポジウム」を、11月18日(金)、ユニセフハウス(東京)にて開催いたします。自治体職員の方々や一般の皆さまに、広くご参加いただけますと幸いです。
子どもの最善の利益を図り、子どもの権利条約の内容を具現化するまち、それが「子どもにやさしいまち(=Child Friendly Cities)」です。
「子どもにやさしい」ということは、「誰にでもやさしい」ことでもあります。すべてのまちを暮らしやすいまちにするには、ユニセフのスローガンである"子ども最優先"がポイントになります。
「子どもにやさしいまち」では子どもも社会の一員として扱われ、市町村の政策や法律、事業そして予算において、どのように子どもの為になっているかが問われます。さらには、子どもたちがまちの活動に活発に参加し、彼らの声や意見が考慮され、まちの決定や手続きに反映される事が重要となります。
一つ一つのまちでの取り組みがつながり、ひいては私たちの地球全体の未来を守る事に繋がっていくのです。
©UNICEF |
ユニセフ(国連児童基金)は子どもにやさしいまち事業(CFCI)を、開発途上国と先進国との両方で行っています。1996年に開催された第2回国連人間居住会議で提唱され、発足したこの事業は、今年で20年目を迎えます。
ユニセフは今年、「子どもにやさしいまちづくり」に役立てていただくための「ツールキット」を制作し、さらなるCFCIの推進を図ろうとしています。日本ユニセフ協会も、子どもの貧困や虐待をはじめとする喫緊の問題への取り組みはもとより、すべての子どもの健やかな成長を図るため、「子どもにやさしいまちづくり連絡会」を立ち上げ、自治体の方々とCFCIに関する情報や課題の共有を行える場を設けるなど、日本型CFCIを推進する計画です。
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