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公益財団法人日本ユニセフ協会

■実施中の募金キャンペーン

パートナー 協力企業団体

イケア 「ソフトトイキャンペーン2015」
子どもたちに教育の機会を
2015年11月19日〜2016年1月13日
〜子どもたちに未来を切り拓く力を〜

スウェーデン発のホームファーニッシング・カンパニーのイケアは、12年以上にわたり、世界各国にまたがるグループ全体で、ユニセフが世界で実施している保健・教育・子どもの保護等のプログラムを支援しています。

イケアによるソフトトイ(ぬいぐるみ)を通じたキャンペーンは2003年よりスタート。今年も世界各国のイケアの全ストアで、お客様がソフトトイ(ぬいぐるみ)や絵本を購入されるごとに、1つあたり1ユーロが、イケアより、ユニセフとセーブ・ザ・チルドレンが実施している教育プログラムに寄付されます。日本国内のストアでの実施期間は、2015年11月19日〜2016年1月13日まで。

今年で13回目を迎えるイケア「ソフトトイキャンペーン」では、昨年世界中のイケアのお客様の子どもたちに呼びかけたお絵描きコンテストでの入賞作品がぬいぐるみとなって登場します。子どもたち自身が、子どもたちのよりよい未来を築くための支援を行っています。

12年以上にわたるイケアによるソフトトイキャンペーンでの寄付総額は7700万ユーロ(約102億4100万円 ※1ユーロ133円で換算)、46か国で展開される99のプロジェクトに投資され、1,100万人を超える子どもたちに支援を届けています。

ソフトトイキャンペーンを通じてユニセフに寄せられるご支援は、「子どもにやさしい学校」を広めるための「スクール・フォー・アフリカ」、および「スクール・フォー・アジア」イニシアチブを通じて活用されます。これまでのご支援は、アフリカ8カ国(アンゴラ、エチオピア、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ルワンダ、シエラレオネ、南アフリカ)と中国での教育支援活動に役立てられてきました。

これまでのご支援で 〜マダガスカルに建設されたエコ・フレンドリースクール〜

学校の案内板
イケアからのご支援によって、教室が建設されたことが記載されています

毎年12月から3月頃にかけて、マダガスカルは数回にわたりサイクロンの被害を受けます。サイクロンの威力は年々強くなっており、近年では高台に位置する首都のアンタナナリボでも浸水などの被害がでています。その原因は気候変動によるものとも言われています。

2012年10月、イケア・ジャパンはソフトトイキャンペーンによる支援を受けたマダガスカルの東部、マロアンツェトラにある学校を訪問しました。訪問した学校は2011年にマダガスカルを襲ったサイクロン「BINGIZA」(ビンギザ)の被害を受け、新しく2つの教室が建設されました。

新しく建設されたエコ・フレンドリースクール

マダガスカルではサイクロンの被害をできるだけ最小限にとどめるために、これまで、焼きレンガやセメントを使った教室が多く建設されていました。しかし、マダガスカルで平均的な大きさの教室を建設するために必要な焼レンガ約7,000個をつくるには、0.5ヘクタール分の森林を伐採し、木などの資源を燃料として使用します。また、焼却の際には100トンもの二酸化炭素を排出することになります※。そこで、ユニセフは環境への負荷を最小限に抑え、サイクロンの雨風にも耐えられるレンガ ICEBs (連結式圧縮レンガ)を使用し、環境に配慮した子どもたちにやさしい学校「エコ・フレンドリースクール」の建設を進めています。

※CONSTRUCTING CHILD & ECO- FRIENDLY SCHOOLS IN MADAGASCARより

 
障がいのある子どもたちも学校に通えるように、入り口にはスロープが設置されています。また、教室の外壁には視覚障がいがある子どもたちのために案内用のラインが施されています。   エコ・フレンドリースクール内部
教室のドア、窓、屋根内部には金属が使用され、サイクロンの暴風雨に耐えられる構造になっています。サイクロンの際、教室は近隣のコミュニティの人びとのシェルターとして使用されています。

教育は、子どもたちの生きていく力を高め、病気や貧困と戦うために必要な知識を身につけさるだけでなく、子どもたちが未来を築くための力となるのです。イケアを通じて寄せられるみなさまのご協力によって、マダガスカルの子どもたちも教育を受ける機会を手にしています。

 

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