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イケアとユニセフのプログラム インドの7400万人の子どもたちに恩恵【2012年9月11日 インド発】
スウェーデン発のホームファーニッシング・カンパニーのイケアは、10年以上にわたり、世界各国にまたがるグループ全体で、ユニセフが実施している保健や教育、子どもの保護等のプログラムを支援しています。 そのパートナーシップによるインドにおける最初の10年の成果がこのたび、イケア・ファンデーションとユニセフから発表されました。 ユニセフとイケアは、10年以上にわたり、インドの7,400万人以上の子どもたちとその家族によりよい未来を築く支援を実施してきました。今月、オランダのライデンでは、そのパートナーシップの祝賀行事が行われる予定です。 このパートナーシップは、インドでも最も人口の多いウッタル・プラデーシュ州の、“カーペット・ベルト”と呼ばれる(カーペット産業の集中している)地域で、子どもの権利を促進する先駆的なキャンペーンとしてスタートしました。2006年には、アーンドラ・プラデーシュ州の綿生産地において、児童労働を根絶するプロジェクトにも支援が拡大。2008年には、子どもの権利、子どもの生存、成長、発達を促進を目指し、2,800万人以上の子どもたちが児童労働に従事し、毎日4700人の5歳未満児が命を落としていると推定されている全国15州に支援が拡大しました。 「過去10年間にわたるこのパートナーシップを通じて、これまでに1億ユーロ以上が、インドにおけるユニセフのプロジェクトに寄付され、7,400万人以上の子どもたちがこの恩恵を受けました。ユニセフとの長期にわたる取り組みは、数百万人の人々に希望を与えています」と、イケア・ファンデーションのCEOであるPer Heggenes氏はこう説明します。
「イケアのリーダーシップは、世界中の子どもの生存に長期的な影響を与え続けてきました」と、ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は話します。「多くの子どもたちが、生存と成長のために栄養面での支援を受け、安全な飲料水や改善された衛生設備(トイレ)を利用できるようになりました。そして、違法な児童労働で搾取されることなく、学校で学べるようになりました。ユニセフは、このイケアとの素晴らしいパートナーシップの今後の10年も楽しみにしています」 イケアとユニセフは、インド政府と連携して、過去10年以上にわたり、次のような成果を生み出してきました。 保健・衛生: 栄養不良や不衛生な水と衛生環境を克服するために
子どもの権利と教育: 質の高い教育を提供し、児童労働と闘うために
イケア・ファンデーションとユニセフは、インドの深刻な児童労働の根本的な原因となっている問題に対処し、子どもの権利を促進しています。また、イケアは、ソフトトイ(ぬいぐるみ)キャンペーンを通じて、ユニセフの教育プログラムである「スクール・ フォー・アフリカ」と「スクール・フォー・アジア」を支援しています。
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