2024年5月2日東京発
報道機関の皆さまへ
日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室より、2024年5月~6月の世界とユニセフ(国連児童基金)の動き、発表される報告書等についてご案内いたします。ご取材等のご参考になりましたら幸いです。
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2024年5月~6月の主な予定
下記は5月2日時点の予定で、変更になる可能性があります。
2024年5月5日
「子どもの日」
2024年5月7日
子どもの「食の貧困」に関するユニセフの報告書発表
子どもが成長、発育、学習するためには、幼児期に最低限必要な多様な食品を摂取することが肝要です。必要な8つの食品群のうち、0~2群しか摂れないと「重度の食の貧困」、3~4群だと「食の貧困」と定義されています。2022年の報告書によれば世界では4億7,800万の5歳未満児が食の貧困にあり、うち2億200万が重度の食の貧困に直面しています。
2024年5月15日
「赤松良子前会長を偲ぶ会」(於:東京)
2月6日に永眠した日本ユニセフ協会前会長の赤松良子(享年94歳)を偲ぶ会を、ユニセフハウス(東京都港区)にて執り行います。
2024年5月16日
「メンタルヘルスアクションデー」
メンタルヘルスアクションデーは、メンタルヘルスを取り巻く考え方を「意識する」ことから「行動を起こす」ことへと転換を促すために作られました。ユニセフもアクションネットワークパートナーの一つとして参加しています。
2024年5月21日~7月12日
2024年春季ユニセフ・キャラバン・キャンペーン(於:北信越)
「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」は、日本の子どもたちに、世界の子どもたちの現状やユニセフの活動を伝えるため1979年の「国際児童年」を記念してスタートしました。下記日程にて北信越地方の各県で、知事・教育長への表敬訪問、教職員・指導主事対象の研修会、学校でのユニセフ学習会などを実施する予定です。
- 5月21日~22日 長野県
- 5月23日~24日 富山県
- 5月27日~28日 石川県
- 5月29日~30日 新潟県
- 7月11日~12日 福井県
2024年5月28日
「月経衛生デー」
ジェンダー不平等や文化的タブー、貧困は月経に関する健康のニーズを妨げる原因となります。ユニセフは世界各地で開発・人道支援プログラムを通じて、月経に関する健康と月経衛生の向上を促進しています。
2024年5月27日~6月1日
「世界保健総会」
ジュネーブで「世界保健総会」の第77回会合が開かれます。保健はユニセフの主な支援分野の一つであり、昨年の総会でラッセル・ユニセフ事務局長は保健分野における人材保護と投資、そしてSDGs達成を呼びかけました。
発言全文はこちら(英語)
2024年5月末
「文民保護週間」
国連加盟国や国連諸機関などが一堂に会し、文民保護に関する重要課題を議論、および取り組みなどを共有し、必要に応じて政策や規範の変化に反映させることを目指します。
武力紛争下の文民の保護は国際人道法などに明確に規定されており、ユニセフはすべての当事者に対して、民間人を守り、人道支援の提供を可能にするよう、常に訴えています。
2024年5月末
ユニセフ年次報告2023発表
2023年にユニセフが世界各地で実施した事業とその収支を発表します。
2024年6月内
アグネス・チャン ユニセフ・アジア親善大使、キリバス訪問
ユニセフのアジア親善大使であるアグネス・チャン氏が太平洋島嶼国のキリバス共和国を訪問し、気候変動・環境問題が子どもたちに与える影響と、それに対するユニセフの取り組みについて視察します。訪問に関する個別取材は、後日ご案内させていただきます。
2024年6月内
「育児月間」
国際親の日(6月1日)や父の日(6月16日)のある6月、親が子どもに対し「人生最高のスタート」を授けられるよう、ユニセフはさまざまなメッセージを発信していきます。
・1日「国際親の日」
親に感謝し、子育てにおける親の重要な役割を認識する日として、2012年に制定されました。
・11日「国際遊びの日」
本年初となる「国際遊びの日(International Day of Play)」。遊びやレクリエーションが子どもの健康とウェルビーイングに不可欠であることを認識し、その促進を目指して本年3月に国連総会で制定されました。
・16日「父の日」
2024年6月1日
シンポジウム「こどもにやさしいまちCFC推進とこども環境」(於:東京、オンライン配信あり)
子どもに一番近い行政単位である地方自治体で子どもの権利を実現しようとする「ユニセフ子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の事例や成果を紹介しながら、CFCIを推進する意義と持続可能な社会の実現のために今すべきことを、CFCI実践自治体の市長・町長と、2名の若者と一緒に考えます。
本シンポジウムは、より良い子ども環境のための研究や啓発、実践に取り組み、日本ユニセフ協会とも協力関係にある、こども環境学会の20周年記念大会の中で開催されます。
2024年6月4日
パキスタン洪水から2年
10年分の降水量に相当する猛烈な雨がシンド州南部の村々を水没させ、500人の子どもが命を落とした洪水から2年。被災地では2023年12月時点で未だ960万人の子どもが人道支援を必要としています。気候変動の影響はとりわけ子どもの健康に大きな負荷をかけています。
2024年6月5日
「世界環境デー」
2024年の「世界環境デー」のホストはサウジアラビア。土地の復元、砂漠化、干ばつレジリエンスに焦点を当てます。
2024年6月12日
「児童労働に反対する国際デー」
児童労働に従事する5〜17歳の子どもは約1億6,000万人――世界の子どもの10人に1人近くに相当します。そのうち約半数にあたる約7,900万人の子どもたちは、心身の発達、あるいは社会性や教育面での発達を阻害するようなリスクを伴う「有害な児童労働」に従事しています。
2024年6月18日
「子どもと武力紛争」に関する年次公開討論(国連安全保障理事会)
ユニセフは、世界中で紛争が多発する中、子どもに対する深刻な人権侵害が繰り返されており、人道的アクセスの拒否は、特に広範かつ多面的で複雑な重大侵害にあたる、と主張。安保理に対し、人道的アクセスの維持・確保、人道支援従事者の保護を求めています。
2024年6月20日
フォーラム「気候変動と子どもたち(仮題)」(於:東京)
気候変動の極めて深刻な影響下にある国・地域に住んでいる子どもは世界の2人に1人、すなわち10億人います。子どもは気候変動の原因に関与していないにもかかわらず、国際会議や各国の政策においては、この問題の最も大きな”ツケ”を将来的にも払わされる子どもに十分な焦点が当てられていません。ユニセフと日本ユニセフ協会はこの現状に警鐘を鳴らし、本フォーラムを通じて日本国内にメッセージを発信していきます。キティ・ファン・デル・ハイデン・ユニセフ事務局次長、SDGs専門家、子ども代表、企業代表などが参加する、トーク形式で実施します(予定)。
2024年6月20日
「世界難民の日」
2022年末時点で、紛争や暴力の結果として避難を余儀なくされた子どもは、世界で約4,330万人に上ります。必要な基本的サービスを受けることを困難にするいくつもの障害と、健康や安全を脅かされる甚大なリスクに直面しているこれらの子どもたちには、希望、チャンス、そして保護が必要です。
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