2024年5月31日東京発
報道機関の皆さまへ
日本ユニセフ協会広報・アドボカシー推進室より、2024年6月~7月の世界とユニセフ(国連児童基金)の動き、発表される報告書等についてご案内いたします。ご取材等のご参考になりましたら幸いです。
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2024年6月~7月の主な予定
下記は5月31日時点の予定で、変更になる可能性があります。
2024年5月27日~6月1日
「世界保健総会」
ジュネーブで「世界保健総会」の第77回会合が開かれます。保健はユニセフの主な支援分野の一つであり、昨年の総会でラッセル・ユニセフ事務局長は保健分野における人材保護と投資、そしてSDGs達成を呼びかけました。
発言全文はこちら(英語)
2024年5月28日~6月4日
アグネス・チャン ユニセフ・アジア親善大使、キリバス訪問
6月4日に開催される国連気候変動枠組条約第60回補助機関会合における専門家対話(後述)に合わせユニセフが展開する気候変動と子どもの問題を訴える世界キャンペーンの一環として、アジア親善大使であるアグネス・チャン氏が太平洋島嶼国のキリバス共和国を訪問中。6月20日のユニセフ「気候変動フォーラム」(後述)でも報告を行いますが、帰国日(6月4日)以後の個別取材のご希望にも対応いたします(写真・動画提供可)。
2024年6月1日
シンポジウム「こどもにやさしいまちCFC推進とこども環境」(於:東京、オンライン配信あり)
子どもに一番近い行政単位である地方自治体で子どもの権利を実現しようとする「ユニセフ子どもにやさしいまちづくり事業(CFCI)」の事例や成果を紹介しながら、CFCIを推進する意義と持続可能な社会の実現のために今すべきことを、CFCI実践自治体の市長・町長と、2名の若者と一緒に考えます。
本シンポジウムは、より良い子ども環境のための研究や啓発、実践に取り組み、日本ユニセフ協会とも協力関係にある、こども環境学会の20周年記念大会の中で開催されます。
2024年6月1日
「国際親の日(Global Day of Parents)」
親に感謝し、子育てにおける親の重要な役割を認識する日として、2012年に制定されました。
2024年6月3日~13日
「国連気候変動枠組条約第60回補助機関会合(SB60)」(於:ドイツ・ボン)
「気候変動は子どもたちの危機」と訴えるユニセフから、キャサリン・ラッセル事務局長がSB60の専門家対話に参加します。
2024年6月5日
「世界環境デー」
2024年の世界環境デーのテーマは、「Generation Restoration」。土地の復元、砂漠化、干ばつレジリエンスに焦点を当てます。
2024年6月6日
子どもの「食の貧困」に関するユニセフの報告書発表
約100カ国のさまざまな所得階層を対象とし、世界中の乳幼児の間で起きている食の欠乏の影響と原因を分析した報告書です。食の貧困状態にある子どもたちの新データが発表されます。
※6/6が情報解禁日ですが、報道関係の皆さまに限り、事前に報告書のご共有が可能です。広報室にお問い合わせください。
2024年6月11日
「暴力的なしつけ」に関する報告書発表
家庭での暴力的なしつけは、子どもたちが経験する暴力の中で最も一般的なものです。昨年のデータでは、多くの国で3人に2人の子どもが養育者から暴力を受けていることを示していました。ユニセフは子どもに対するあらゆる形態の暴力をなくすよう訴えています。
2024年6月11日
「国際遊びの日(International Day of Play)」
本年3月、国連総会で誕生(本年が初年)。「子どもの権利条約」第31条でもうたわれている、子どもの健康とウェルビーイングに不可欠である遊びやレクリエーションの重要性を訴える国際デーです。
2024年6月12日
「児童労働に反対する国際デー」
児童労働に従事する5〜17歳の子どもは約1億6,000万人――世界の子どもの10人に1人近くに相当します。そのうち約半数にあたる約7,900万人の子どもたちは、心身の発達、あるいは社会性や教育面での発達を阻害するようなリスクを伴う「有害な児童労働」に従事しています。
2024年6月18日
「子どもと武力紛争」に関する年次公開討論(国連安全保障理事会)
ユニセフは、世界中で紛争が多発する中、子どもに対する深刻な人権侵害が繰り返されており、人道的アクセスの拒否は、特に広範かつ多面的で複雑な重大侵害にあたる、と主張。安保理に対し、人道的アクセスの維持・確保、人道支援従事者の保護を求めています。
2024年6月20日
フォーラム「気候変動と子どもたち(仮題)」(於:東京)
前述したユニセフ世界キャンペーンの一環として、日本国内にユニセフのメッセージを発信。キティ・ファン・デル・ハイデン・ユニセフ事務局次長、アグネス・チャン・ユニセフ・アジア親善大使の他、SDGs専門家や気候変動問題に取り組む企業、SDGs啓発活動に取り組む子どもたちが登壇。「課題解決のステークホルダーは誰か?」「私たち一人ひとりができる事」などをテーマに意見を交わします。
※イベントご取材をご希望の方は、広報室までお問い合わせください。
2024年6月20日
「世界難民の日」
2022年末時点で、紛争や暴力、気候変動の結果として住み慣れた場所からの避難や移動を余儀なくされた子どもは、世界で約4,330万人に上ります。必要な基本的サービスを受けることを困難にするいくつもの障害と、健康や安全を脅かされる甚大なリスクに直面しているこれらの子どもたちには、希望、チャンス、そして保護が必要です。
2024年6月月間
「育児月間(Parenting Month)」
ユニセフは、2019年から、「国際親の日」(6月1日)や「父の日」(6月16日)がある6月を「育児月間」とし、子どもたちに「人生最高のスタート」を切ることができるよう、一番身近な存在の親が、「人生最初の先生」、「支えてくれる仲間」、「成長に必要なことやものを与えてくれる人」としての役割を果たすために必要な様々な情報を提供しています。
2024年7月第1週
ユニセフ広報キャンペーン「Climate Change is Changing Children/気候変動は子どもたちの危機」キックオフ
2024年7月10日
出生登録に関する最新数値の発表
2024年7月11日~12日
2024年春季ユニセフ・キャラバン・キャンペーン(於:北信越)
「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン」は、日本の子どもたちに、世界の子どもたちの現状やユニセフの活動を伝えるため1979年の「国際児童年」を記念してスタートしました。今季は北信越地方の各県で、知事・教育長への表敬訪問、教職員・指導主事対象の研修会、学校でのユニセフ学習会を実施しています。
・7月11日~12日 福井県
2024年7月15日
ユニセフとWHOによる各国予防接種率のデータ発表
昨年の同データでは、2022年に世界の予防接種率は若干回復しましたが、予防接種を十分に受けていない子どもは世界全体でまだ2,050万人おり、2019年より210万人増えたことが明らかになっています。
2024年7月24日
「世界の食料安全保障と栄養の現状」報告書発表
昨年の同報告書では、パンデミックや度重なる天候ショック、世界各地の武力衝突により、2019年以来、世界で1億2,200万人以上が新たに飢餓に直面しており、ユニセフなどの共同報告者はこのままではSDGsの、2030年までに飢餓をなくすという目標を達成できないと警鐘を鳴らしました。
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