子どもの権利条約30周年すべての子どもに権利を
30年前、世界で一つの歴史的な出来事がありました。
世界のリーダーたちが国連に集い、話し合い、世界の子どもたちのための重要な決断をしたのです。
1989年11月20日、「子どもの権利条約」の誕生です。
子どもの権利条約は、18歳未満を子どもと位置付け、世界のすべての子どもたちに、自らが権利を持つ主体であることを約束しています。
ユニセフは、子どもの声を代弁する国連機関として、「子どもの権利条約」の草案づくりにも参加し、各国がこの条約に入るよう全世界で懸命に働きかけました。そうした成果が実を結び、多くの国々が、この条約でうたわれている子どもの権利の実現と、子どもたちが直面する課題の解決に向けて、法律や政策を改め、予算を増やし、力を注いできました。
2019年現在、「子どもの権利条約」は、国連加盟国数を上回る196の国と地域で締結され、世界で最も広く受け入れられている人権条約となりました。
とても素晴らしいことである一方で、「子どもの権利条約」を締約しただけでは、子どもの権利は守られるようになりません。
子どもに関わるすべての人が、この条約にうたわれている権利が実現されるように取り組むことが必要です。そして何よりも、子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことがとても大切です。
11月20日は、世界子どもの日。子どもの権利のために行動する日です。
2019年、採択30周年を記念して
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中学生とSDGsを考える
「中学生と考える持続可能な世界~SDGs達成に向けて」を開催しました。
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「子どもパブコメ」実施
子どもに対する暴力をなくすために、子どもたちの声を聞くパブリックコメントを実施しました。
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映画で考えよう、子どもの権利
子どもが主題の映画を上映するユニセフ・シアター・シリーズ「子どもたちの世界」を開催しています。
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ユニセフ、新たな報告書を発表
子どもの権利条約が採択されてから30年、その成果と新たな課題が示されています。
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各条約のアイコンが決定
子どもの権利条約のそれぞれの条文をアイコンでわかりやすく知ることができます。
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ゲームで楽しく学ぶ
ユニセフ開発のゲームアプリ「Right Runner」で、あなたも子どもの権利のために走るプレーヤーに!