私たち厚見中学校の生徒たちは、修学旅行でユニセフハウスを訪問させていただきました。そこで、食糧やきれいな水、住む家さえもなく困っている子ども達がたくさんいること、日本なら助かる命なのに、医療も進んでいない発展途上国ではその命が失われ、その数、年間150万人以上に達することに驚きました。地雷によって手足がなくなってしまい不自由な生活を送っている子ども、子どもが兵士となり戦いに行かなければならない子ども、世界にはこんなに苦しんでいる子どもたちが多くいる現状を知りました。そして、そんな子どもたちのために手助けをしているユニセフの活動について話を聞きました。 学校に帰ってきて、そんな子ども達を助けたいと思い、僕たちにできることは何かを考え、厚見学園(厚見小学校、厚見中学校)として、貧困に喘ぐ世界中の子ども達のために、ユニセフへの募金活動を計画しました。 まず、苦しんでいる世界の子どもたちの現状と100円で何ができるのかを詳しく調べ、募金活動について生徒会役員から全校生徒へ提案し、厚見中学校が募金活動を行いました。募金を入れた封筒には、「世界が平和になりますように」「お願いします」「気持ちです」などのメッセージが書かれていました。また、中学生が小学校に出向き、全校児童にこの活動を提案しました。厚見小学校では児童会が中心となって、募金活動を行いました。ビニールの袋いっぱいに硬貨を入れて、握りしめて登校してくる児童もいました。みんなの温かい気持ちがとてもうれしかったです。
今回の活動を通して、一人の力は小さいかもしれないけれど、一人一人の力を合わせれば、たくさんの力をつくり出すことができると実感しました。また、私たちはどれだけ恵まれた環境で生活をしているのかを改めて考えさせられました。一日一日を大切に生きていきたいです。そして、これからも世界に目を向けていきたいです。 この集まったお金で、たくさんの子どもたちが救われることを願っています。
ユニセフハウスへようこそ!
東京・品川にあるユニセフハウスは、ユニセフの支援の現場を再現した展示コーナーがあり世界の子どもたちの現状について学んだり、本物の支援物資に触れることができます。無料のガイドツアーも実施しています(要予約)。新たにオープンしたSDGsコーナーや、プロサッカー選手で日本ユニセフ協会大使の長谷部誠さんと一緒にワクチンが届くまでの道のりを勉強できる特設ブースも大人気!お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。