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活動報告

みなさまからの活動報告

神奈川県 逗子市立逗子小学校PTA
2022年11月

逗子小学校PTAです。
2022年5月に、逗子小学校は創立150周年を迎えました。
前年度から「逗子小学校150周年記念事業実行委員会」を立ち上げ、学校とPTAが協力して、記念映像の制作や児童がデザインしたアレルギー対応の記念クッキーづくりなど、さまざまな取り組みを行いました。そのなかで、逗子の町と地域の皆さまへの日ごろの感謝を込めて、学校授業の一環として全校児童で逗子小学区のゴミ拾いをする「150周年記念 逗子小学区『クリーンアップ大作戦』」をPTA共催で行うこととなりました。今回のユニセフの学習会は、11月中旬に「クリーンアップ大作戦」に取り組む子どもと保護者に対し、事前の動機付けとなるよう企画し、神奈川県ユニセフ協会に依頼しました。

学習会の参加募集から『クリーンアップ大作戦』と関連企画と位置付けたことによって反響があり、当日は49名の児童と保護者が参加しました。神奈川県ユニセフ協会講師によるお話と水がめ運び体験、「地球レンジャーになろう」ワークショップのほか、東京サラヤ株式会社の森を守るお話を聞き、環境問題を切り口にSDGsや世界の子どもたちの現状を知ることができました。

学習会当日は、地球環境についてのお話と自分たちがすぐに取り組めることは何だろう?と考えるワークショップも子どもたちにも印象深かったようです。早速、帰りのスーパーでプラスチック包装の野菜を選ばない、飲み物のストローを使わないなど、子どもたち自ら行動していた、という声も届いています。環境問題が逗子の地域だけの問題ではないこと、グローバルな視点に繋がったと感じています。

また、「世界の子どもたちの現状やユニセフの活動なんかも知ってはいたけど、実際自分が子どもを持って改めて話を聞いて胸に迫るものがあった」「学習会の前は、大人が水がめ運び体験をしてもどうなのだろう?と思ったが、実際体験すると世界の子どもの大変なことが実感できました。」という、大人の「聞けて良かった」という感想もとても多かったです。なかには「自分が親になり、改めて世界の子どもの現状を知ると、こみ上げものがありました」と、世界の子どもの映像に、涙するお母さんもいらしたそうです。

11月5日の学習会・15日のクリーンアップと続けて行い、子どもたちが懸命に考えて行動する姿に、我々も非常に驚いております。学習会に参加してくれた子どもには、とくに深く心に刻まれたと思います。ありがとうございました。

神奈川県ユニセフ協会による学習会で、水くみが子どもにとってどれだけ重労働であるかを体験する児童のようす

PTA会長と校長先生

写真:©逗子小学校

公益財団法人 日本ユニセフ協会