受賞者(代理者)と審査員による記念撮影 |
第4回ユニセフOne Minute Videoコンテストの最終審査・表彰式が8月21日(金)、ユニセフハウスにて行われました。
当日は、事前の一次審査により、全国から応募された500作品から選ばれた入賞30作品の制作者・関係者の方々が日本全国から集結し、会場は熱気に包まれました。
はじめに開会挨拶として、日本ユニセフ協会専務理事の早水 研より、コンテストの運営に携わった学生ボランティアや、作品を応募してくださった方々、当日の最終審査・表彰式に参加してくださった方々への謝辞を述べました。
入賞作品の上映の合間に行われた |
その後、入賞30作品が次々と大型スクリーンで上映され、今回のコンテストのテーマである「すべての子どもにやさしい世界を〜みんなの約束 子どもの権利条約〜」について様々な側面から表現した質の高い作品の数々に、参加者の目は釘づけになりました。
入賞作品の上映が終わり、審査員が別室での審査に移ると、会場では学生ボランティアによるイベントが行われ、会場は束の間、和やかな雰囲気が漂いました。
その後、厳正な審査を終え、会場に戻った審査員からジュニア奨励賞、優秀賞、最優秀賞が発表されました。
From children, Dear ________. 制作者コメントテーマは「子どもたちからのSOSに気づいて」です。 児童虐待の発覚件数は年々増加しており、虐待によって命を落とす子どもも後を絶ちません。そこで、このような児童虐待の問題に気づいたとき、子供を助けるために何か一歩行動に踏み出してほしいという思いでこの作品を制作しました。 |
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命の重さ 制作者コメント命は何ものにも代え難いはずです。しかし、世界では生まれた国や環境によって、子どもが不当に労働を強いられ、他国の富を支える存在になっている現実があります。同じ子どもでありながら、生きる権利がないがしろにされている事実に対して、深い悲しみと怒りを覚えました。本作品は「命の天秤があるとしたら・・」と仮定し、最後には同じ子どもが天秤に乗るにもかかわらず、命の重さに差がある現実の不条理を表現しました。 |
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BOX 制作者コメント自分の生きている世界しか知らない子どもたちにとって、そこは外が見られない箱の中です。良い環境で暮らす子どもたちは、自分以外の箱の中(自分とは違う生活を送る子どもたちの世界)をテレビなどを通して覗き込むことができますが、何もすることはできません。箱の中を覗くことができる子どもたちも、覗かれる立場の子どもたちも、それが当たり前だと思っているのです。生まれてくる子どもたちにとって、このような世界で良いのでしょうか? |
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幸せな生き方 制作者コメント「幸せ」は、教えられるものだと思います。家族と仲良しであることが「幸せ」かもしれませんし、たくさん食べたり、たくさん遊べたりすることが「幸せ」なのかもしれません。作品に登場する男の子は、戦うことが「幸せ」だと教えられたのでしょう。 |
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最優秀賞を受賞した 茨城大学 チーム紅一点のみなさん (右2人目から4人目) |
最優秀賞に輝いた「From children, Dear ________.」を制作した茨城大学 チーム紅一点のみなさんは「子どものSOSに気づいて!という想いを中心に置いてビデオを制作しました。最優秀賞を受賞したことが信じられません。」と受賞の喜びを語りました。
第4回ユニセフOne Minute Videoコンテスト パンフレット[51.46MB] |
最優秀賞と優秀賞を受賞した作品の制作者と 審査員による記念撮影 |
最終審査・表彰式に参加してくださった制作者・関係者の方々、ならびにこの度のコンテストに作品を応募してくださった方々、まことにありがとうございました。
今後もOne Minute Videoへのご理解とご参加をお願いいたします。