メニューをスキップ
HOME > 特集:栄養不良 > キーワードから知る栄養不良 > 各国のストーリー:アフリカ
財団法人日本ユニセフ協会
【プランピーナッツ:各国ストーリー】アフリカ
急性栄養不良と闘う〜プランピーナッツ
死亡原因のグラフ

簡単に言うと「栄養治療食」です。これは栄養不良の子どもたちに提供する食べ物です。ピーナッツバターのようなもので、アルミの袋に入っています。袋をちぎれば、すぐに食べられるところがミソです。ほかの容器に溶かす必要もなく、そのまま口で吸い出して食べることができます。

栄養不良の問題は深刻で、人々は「瀕死の状態」にならないと子どもを病院に担ぎ込みません。その前段階で、子どもの命を守るにはこうした食品がとても役に立ちます。ユニセフが支援する「栄養補給センター」などでは、F100といった栄養補助食品を配っています。しかし、これは粉でできており、きれいな水で溶かす必要があります。つまり、医者や専門家(保健員)の監視を必要としているのです。

© UNICEF Regional Office for West and Central Africa

© UNICEF/HQ07-0149/Indrias Getachew

しかし、プランピー・ナッツは、水もいらないし、監視する人も必要ないので、「家」で処方することができます。栄養補給センターや保健センターが遠くても、「家」や「コミュニティ」で、(瀕死の状態になる前に)手を打つことができるのです。「コミュニティ」で「何とかできる」。これが、最近の支援の方法となっています。どこかにでかけなくても、コミュニティの中で、うまく問題解決できれば、それだけ子どもたちの命は助かるのです。

※日本の即席ミソのアルミ・パッケージに似ています。その中にピーナッツバターと砂糖を合わせたものが入っているような感じです。

<< 前のストーリーへ

キーワードページへ戻る

次のストーリーへ >>

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る

西・中央アフリカ地域事務所代表 エスター・グルマさん 西・中央アフリカ地域事務所代表 エスター・グルマさん プランピー・ナッツ