HOME > 世界の子どもたち > 緊急支援情報 > 東日本大震災緊急募金
日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第150報
震災から1年 子どもたちが元気な姿を披露

【2012年3月22日 岩手発】

3月10日、岩手県大槌町の大槌保育園で今年度の集大成ともなるおゆうぎ会が開催されました。
日本ユニセフ協会では仮設園舎建設、備品の整備、保育士派遣等継続的に支援を実施してきました。
6月1日に仮設園舎での保育を再開してから9か月あまり。
子どもたちはこの日に向けて先生方と一生懸命練習を重ねてきました。

町内の公民館のホールで、先生方やご家族の皆様などたくさんの人々が見守る中、子どもたちはおゆうぎ、リズム、劇などを次々に披露しました。

   
 
9月の運動会ではまだ歩けなかった0歳児のすもも組も、みんな歩けるようになりました!   4歳児あんず組の元気あふれるおゆうぎ

トリを飾ったのは年長のゆず組の和太鼓。園の太鼓は震災時に水に浸かったものの、無事にのこったものでした。約8か月かけて乾燥させ、11月からようやく使えるようになったそうです。
大槌保育園では年長組が和太鼓を演奏するのが伝統。例年は6月ころから練習を始めますが、今年は段ボール箱を代わりに叩いて練習してきたのだと八木澤園長先生が話してくれました。
本番では、引き締まった表情の年長7名が堂々と2曲の演奏を披露しました。

「いろいろな方に支えられながら進んできましたが、今日子どもたちに1つのこたえを返してもらった気がします。」(八木澤園長先生)
子どもたちはこの1年でそれぞれ立派に成長した姿をみせてくれました。

写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会

pdf緊急・復興支援活動 1年レポート(収支報告)はこちら[5.96MB] »