ユニセフは、その活動資金の半分以上を費やして、幼い子どもが保健ケア、十分な栄養、予防接種、安全な飲み水などを得て、人生の最良のスタートを切ることができるように、さまざまな活動を行っています。
ユニセフの活動は、身体的な健康にとどまらず、感情や知的発達も考えています。世界的に成功してきた数々のモデルをベースに、以下のようなことが確実に進められるようにするために、それぞれの地域で、それぞれに適した取り組みが、総合的に進められています。
子どもたちが元気に育つために
1) 子どもや、親、コミュニティは次のようなものを必要としています
- 予防と治療を含めた保健のケア(予防接種や病気からの速やかな回復)
- 十分な栄養(身体的な成長と学ぶ力の発達に不可欠)
- 安全な水と基礎的な衛生施設(下痢や不衛生な環境を起因とする病気の予防)
2) 子どもたちは…
- 必ず出生登録されなければなりません。出生登録は、保健や教育のサービスを受けるために必要不可欠であるだけでなく、搾取や人身売買などの被害から子どもを守ります。
- 虐待や放置から守られなければなりません。虐待や、放置によって子どもたちは、“安心感が持てない”“暴力をコントロールすることができなくなる”といった長期にわたる悪影響をもたらします。
- 愛情を受けられなければなりません。心理社会的なケアや学びの機会を与えられることで、子どもたちには、自尊心、言葉の力、認知力、社会性などが育ちます。
- 十分な栄養、保健ケア、教育など、持って生まれた権利を守られなければなりません。出生時の体重が2.5kg以上あり、生後6ヶ月間は母乳だけで育ち、適切なケアを受けられるようにする必要があります。
- 出生間隔を2年以上あけて生まれてくることが大切です。間隔が2年以内の出産や、18歳未満および35歳以上での妊娠、4回以上の妊娠は、母親と子どもが健康を損なったり死亡する危険性を高めます。
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