災害研究会のこれまでの活動は、地震や豪雨で被災された地域へ出向き、災害ボランティアや被災された方の心の支援、健康増進活動などを行ってきました。そして、静穏期には地域の親子連れと防災ピクニックを開催してみんなで防災について考える活動を行ってきました。
この度のトルコ・シリア大地震では、現地に行くことができないため、募金活動を行うことにしました。家や着るものを失った子どもたちに生活に必要な物資を届けてあげたいということで、学内の4か所に募金箱を設置し、学生や教職員に募金を呼びかけました。街頭での募金活動は初めてのことでした。商業施設に電話でお願いをするところからとても勉強になりました。募金活動をおこなった学生たちは、募金される際に「頑張ってください!」と声をかけられて嬉しかったとか、小さいお子さんが手を伸ばして募金をしてくれた時が嬉しかったと言っていました。おつりを手に握りしめて買い物帰りに募金される方や、一度私たちの前を通過した後に、お財布を確認して戻ってこられる方など、いろいろな方の善意をとても嬉しく感じました。
いままで募金をしたことがないという学生もたくさんいましたが、募金活動をする立場を経験したことで、これからは募金に協力をしたいと思ったと、多くの学生たちの意識の変容を感じました。