本校では、例年1月に代表委員会の子どもたちが中心となって「ユニセフ募金」を行いますが、その活動は“定番化”し、意識が薄くなっているように感じました。そこで、漫然と活動するのではなく、世界の子どもたちの現状を知ったうえで、『世界の誰かの役にたちたい!』という気持ちからの活動につなげたい、と話し合いました。担当教員でユニセフハウスを訪問したことをきっかけに、水瓶や蚊帳、地雷レプリカなど豊富な資料をたくさん借り、2023年に空き教室を使ってはじめての「ユニセフミュージアム」を開館、休み時間に学校中の子どもたちが自由に見学しました。中には、道徳の授業を活用するなどして来館するクラスもありました。
3年目となった2025年1月のユニセフ週間。初日のユニセフ集会で、クイズや劇で世界の現状を知らせながら、ユニセフミュージアムをPRし、翌日から開館しました。
水の入った水がめと空の水がめを持ち比べるブース、地雷レプリカや蚊帳の展示コーナー、子どもたちが作ったクイズコーナー、世界を知ることができる本の紹介コーナー、そして、今年は映像に合わせて子どもたちがアテレコする“ユニセフシアター”も設け、大盛況でした。
会場内には、「すべての子どもに、 を。」カードも用意。言葉を書き込んだカードを飾るコーナーも設け、たくさんの言葉が集まりました。(初年度、このカードは「ユニセフミュージアム招待状」として朝の募金活動時に渡していました)
さらに今年は、保護者向けに放課後も開館し、見ていただくことができました。
教員にとっても、ユニセフ活動期間は、世界に思いを馳せる貴重な機会・時間となっています。一時的なものではなく、これからも、頭のどこか片隅で「世界を変えることができるのは教育だ」という意識をもって子どもたちと関わり続けたいと思います。
*** ユニセフミュージアムのようす***
- 入口
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たくさんの写真を使って、わくわく感を演出しました。
- 水がめコーナー
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空のものと、水が入ったものを持ち比べる体験ができるようにしました
- クイズコーナー
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子どもたち作成のクイズを掲示、写真も内容も子どもたちが選びました。めくると答えが分かるようになっています。世界の子どもの現状をひとつひとつ知りながら、中へ進んでいきます。
- 地雷コーナー
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地雷レプリカを展示、子どもたちも興味津々のようすです。
- 蚊帳コーナー
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マラリアを予防する蚊帳。通気口を利用して、上から吊り下げて展示することができました。
- ポスターコーナー
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ポスターセットをパーテーションに貼って掲示しました。大きな写真はインパクトがあります。立ち止まって見る子が多くいました。
- 水をテーマにしたコーナー
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水に関する情報を並べ、ぐるりと一周するようにして見る展示を作りました。安全な水が手に入らない地域と日本のようすを写真で比べられるようにし、紹介している国の場所にシールを貼った地球儀も置きました。
- 読書コーナー
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世界のことを知ることができる本を30冊ほど置き、自由にみられるようにしました。
- 「すべての子どもに、 を。」カードコーナー
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いっぱいになってうれしいもの…と考えたモチーフは「なべ」。おなべがいっぱいになるようにカードを貼っていきました。
- すごろく・かるたコーナー
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子どもたち作成のすごろくとかるたです。すごろくは、ユニセフが発行しているものを参考にしながら作りました。
- ユニセフシアター(朗読)
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ユニセフミュージアムの隣の空き教室にイスとテレビを設置し、シアターにしました。毎日の中休みに講演を行い、 校内放送で呼びかけたり、ミュージアムからそのまま立ち寄るよう声をかけたりして、毎回満席でした。