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ユニセフってなあに?

ユニセフ募金のゆくえ

「ユニセフ募金にご協力をお願いしまーす!」
こんな声を聞いたり、お店にあるユニセフ募金箱を見たりしたことがありますか? もしかすると、募金に協力してくださったことがあるかもしれませんね。
「ユニセフ募金ってよく聞くけど、いったいどんなふうに使われているの?」という質問をよく受けます。
ユニセフは、みなさんからの募金なくしては活動することができません。ここでは、ユニセフの活動に使われているお金のことや、募金のゆくえについて見ていきましょう。

ユニセフの活動のためのお金はどこからくるの?

ユニセフの活動のためのお金はさまざまな国の政府からの任意協力 (自分たちで額を決めてする協力、つまり各国の政府からの募金といってもいいかもしれませんね)民間(一般の人びと、つまりみなさんのこと)からの募金で成り立っています。 ユニセフの2022年度の総収入は93億2,600万米ドルでした。このうち政府等からの協力が70%で、民間からの協力は29%でした。

[収入]

収入

[支出]

支出

みなさんからおくられたユニセフ募金の流れ

みなさんからよせられた募金は、世界中に広がって、約190の国と地域で、ユニセフのさまざまな活動に大切に役立てられます。たとえば100円の募金は、およそ80円がユニセフ本部を通して、厳しい環境に暮らす世界の子どもたちのために使われます。そしておよそ20円は、日本国内で日本の子どもの課題を解決するために政府などに働きかける活動や、ユニセフへの理解や支援の輪を広げるための活動などに使われています。

ユニセフ募金 100円の旅

いくらでどんな支援物資を調達できるのかな?

【100円でできること】
  • ポリオから子どもを守るための経口ワクチン

    5回分

  • 病気にかかりにくくしてくれる栄養素ビタミンAのカプセル

    33錠

  • 1錠で4~5リットルの水をきれいにすることができる薬

    131錠

【100円がたくさんあつまると】
  • 子どもを寒さから守る、大きめの毛布1枚

    704円

  • マラリアの原因となる蚊から家族を守る、防虫処理をした長期間使える蚊帳(かや)3張

    819円

  • スケッチブック10冊とクレヨン(8色入り)10セット

    1,723円

  • 熱に弱いワクチンを運ぶのに必要な保冷箱1箱

    2,240円

  • 重度の栄養不良からの回復に役立つ栄養治療食50包。
    調理の必要がなく、袋から出してすぐに食べられる

    2,921円

  • げりで体から水分がなくなって、命を失うことを防ぐ粉(経口補水塩)1000袋。安全な水とまぜて使う

    12,712円

  • 緊急事態の中でも、40人の子どもが勉強できる必要最低限の学用品と教材のキット1セット(スクール・イン・ア・ボックス)

    20,968円

(2024年1月現在の価格)
※輸送や配布のための費用は含まれていません。

他にもいろいろな支援物資があるよ。

ユニセフ学校募金について

送り先を決められます

ユニセフ学校募金(学校名での募金)では、募金の送り先を通常募金、緊急募金、ユニセフ支援ギフトから選ぶことができます。詳しくは「ユニセフ募金について」ページをご覧ください。

*窓口振込につき、振り込み手数料免除
*緊急募金の場合は、通信欄に緊急募金名(例:アフリカ)をご記入ください。
*振込用紙をお送りすることもできます。ご請求ください。

公益財団法人 日本ユニセフ協会