「2015年までに全ての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする」
これは、国連ミレニアム目標のひとつです。しかし、今もなお1億100万人の子どもたちが小学校に行くことができずにいます。
そのうち男の子が4800万人。女の子が5300万人。
教育を受けていない女の子が男の子よりも500万人も多いのです。
世界では、初等教育を受けられない子どもの約53%が女の子。
開発途上国では、初等教育に就学する女の子のほぼ5人に1人は初等教育を修了することができずにいます。
こうした女の子たちは自分の可能性を十分に開花させる機会を奪われています。
MDGターゲット:2015年までに、全ての子どもが男女の区別なく初等教育の全過程を修了できるようにする。
初等教育の学齢の子どものうちで学校に通っていない子どもの数は2002年には1億1500万人でしたが、2007年に1億100万人まで減少しました。
しかし目標達成への道のりがまだ遠い国や地域がまだまだ多いのが現状です。
「2015年までにすべての子どもが初等教育を修了する」という目標を達成するためには、
次の10年間で、毎年平均1.3%ずつ就学率を増加させる必要があります。
下記の表の点線にあるペースで子どもが学校に行けるようにならなければならないということです。