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差別、沈黙をなくす |
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いろいろなところで、エイズは、悪霊に取り憑かれる奇病だとか、HIVはふしだらで節制のない人間しかかからない特殊な病気といった誤った考えや患者に対する偏見がまかり通っています。それが、HIV/エイズに対して恥ずかしいという思いを助長させ、この問題について話したり、検査を受けたりすることの障害になっています。コミュニティのリーダーや宗教指導者など、影響力をもった人びとと協力し、こうした態度をあらため、差別や沈黙をなくすためのキャンペーンを行ったりしています。 |
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正しい知識を広める |
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学校や地域のクラブ活動、若者のグループなど、若者達の手の届くところで、HIV/エイズの知識を広める活動が盛んになっています。若者自身が演劇などを通じて同じ世代の若者にHIV/エイズに関する知識や予防のためのメッセージを伝える活動を行ったり、学校の授業の中にHIV/エイズ教育が位置付けられたり、さまざまな取り組みが実施されています。 |
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予防を徹底させ、特に危険にさらされている子どもたちを守る |
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若者たちに、「軽々しくセックスしない」「パートナーはひとりに」「コンドームを使う」といった予防のための原則を浸透させています。感染を疑ったらすぐに検査やカウンセリングを受けられるようにしたり、若者が使いやすい保健サービスを提供したりといった活動もすすめられています。また、ストリートチルドレンや搾取の犠牲になっている子どもなど、もっともHIV感染の危険にさらされている子どもたちにまで支援の手が届くように、努力が続けられています。 |