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ユニセフってなあに?

日本ユニセフ協会ってなあに

日本ユニセフ協会とユニセフって何かちがうのかな? と疑問に思っている人もいらっしゃるでしょう。
ユニセフが世界の150以上の国と地域で子どもの権利を守るために活動する国連の機関であるのに対し、日本ユニセフ協会は、ユニセフと協力協定を結んで、ユニセフの活動を支える民間からの募金を集めてユニセフに届けたり、ユニセフの活動や世界の子どもたちのようすについて日本のみなさんに伝えるためにつくられた、日本の民間の団体(公益財団法人)です。つまり、日本ユニセフ協会は、ユニセフと日本のみなさんの橋わたしをする団体なのです。
ユニセフの活動は、政府からと一般の人びとからの募金によって成り立っています。ユニセフの活動を支える募金を集めるために、日本ユニセフ協会のような団体(ユニセフ国内委員会)が32の国と地域に置かれています。

日本ユニセフ協会のあゆみと活動

日本ユニセフ協会のあゆみ

公益財団法人 日本ユニセフ協会は、1955年6月9日に財団法人 日本ユニセフ協会として設立されました。
当時、日本は学校給食用の粉ミルクなどユニセフからの支援をうけていました。
日本ユニセフ協会ができてすぐ、ユニセフの支援が届いていた学校の子どもたちから「自分たちもユニセフに何かおかえしがしたい」という声が届きました。そこで、その熱意を受けて、学校ではユニセフへの「10円募金」がはじまり、全国の小学校・中学校・高等学校がこのよびかけにこたえて参加してくれました。このユニセフ学校募金は現在までつづいており、今では1年間に9,000校以上の学校が参加してくれています。
その後、ユニセフのグリーティングカードやギフトを取り扱いはじめました。1970年には、大阪万国博覧会をきっかけに、学校募金だけでなく、一般の人びとへ協力をよびかける一般募金がはじまりました。1979年の国際児童年などをきっかけに、キャンペーンがおこなわれ、数多くの人びとや団体の間でユニセフ支援の輪が広がりました。
1990年代に入ってから、ユニセフ国内委員会の役割は、募金活動から、「子どもの権利条約」で定められた子どもの権利を守るための活動へと範囲が広がってきています。しかし、設立以来のユニセフや世界の子どもたちと日本のみなさんの橋渡しをする役割はずっと変わりません。
2011年4月、公益財団法人になりました。

日本ユニセフ協会の活動

ユニセフ協会では、個人のみなさん、団体や企業、自治体、報道機関や学校のみなさんからから、ユニセフへの募金をおあずかりしてユニセフの本部へ届けています。そして、ユニセフはどのような活動をしているか、世界の子どもたちはどのような状況か、などについてお知らせする活動もおこなっています。

主な活動内容
協力活動のサポートや学習の推進

協力してくださる個人のみなさんや団体のみなさんにさまざまな学習資料や活動用の資材をお届けしたり、学習会をひらいたりしています。
また、みなさんのご都合に合わせて協力できるように、ダイレクトメールによる募金、外国の通貨による募金、ユニセフ支援ギフトによるご協力ができるようにしています。 ユニセフへの協力方法

資料の作成

一般のみなさんや学校のみなさんにユニセフや世界の子どもたちのことをよくわかっていただくために、パンフレットやちらし、募金活動や写真展に使えるようなポスター、学校や団体での活動用のさまざまなガイドブックなどを発行したり、パネル、ビデオなどの視聴覚教材を貸し出したりしています。 ユニセフの資料・学習教材

キャンペーン事業

全国巡回の写真展、学校や教員の方を対象に巡回するキャラバンキャンペーン、各種のシンポジウムや署名活動などをおこなっています。

公益財団法人 日本ユニセフ協会