日本の皆さまからのご支援により、ユニセフはブルキナファソで、職業訓練や学校への復学支援などを通じて、困難な状況にある女の子たちを支えています。17歳で、小さな女の子の母親でもあるソロさんは、ユニセフの支援で職業訓練校に通い、裁縫の新しい技術を習得することができました。
経済的な理由で学費を払えなくなったソロさんは、中学4年生のときに中学校を退学し、その後、裁縫の勉強を始めました。「妊娠がわかったとき、お金がないから(当時、通っていた)裁縫学校をやめなくてはなりませんでした。母も義理の父親も経済的余裕がなく、復学もできませんでした。友人からユニセフが支援している職業訓練校について聞き、調べてみようと思いました。そうして私はこの学校に入学できたのです」と説明します。
ソロさんは貧血を患っており、寒い時期の通学が困難でした。また、自宅から学校まで距離がありましたが、ユニセフから提供された通学用の自転車のおかげで、問題なく通学できるようになりました。「この学校で新しい知識を身につけ、私と同じような厳しい環境で生きる同世代の女の子たちと一緒に学ぶことができて、とても幸せです」と彼女は話します。