©UNICEF/2011/N.Imoto 自然災害などによって生じた被害を目の当たりにし影響を受けた子どもたちは、大切なものを失ったショックや急激な生活環境の変化などから、少なからず心に不安を抱えます。東日本大震災の被災地では、5年が経過しようとしている今日でも、こうした状況が多く報告されています。子どもたちが心の傷やつらい体験を乗り越えようとする過程では、身近なおとなが寄り添い、長期的に適切なケアが提供されなければなりません。しかし、いまだに多くのモノやコトが"仮"の状態の被災地では、子どもたちを支える立場にあるおとなの間にもストレスや不安が広がっています。 震災発生直後、一瞬にして"日常"を奪われてしまった子どもたちに、安心して遊べる空間(「子どもにやさしい空間」)の確保や、自らも被災しながら、手探りで子どもたちを支え続けた保育園や幼稚園の先生方のサポートという形で日本ユニセフ協会の心理社会的ケア支援活動はスタートしました。2015年も、支援開始約半年後から徐々に展開してきた①地元の体制づくりのための支援と、②心理ケア専門家等による直接的な支援の2つの形を続けています。さらに2014年以降は、東日本大震災で得た知見を将来の万が一への備えに活かすための取り組みにも力を入れています。 2015年の主な活動詳しくは、5年レポートをご覧ください。
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