2023年も各地で続く紛争や多発する自然災害、
大規模な難民・移民危機、食料危機など、
緊急に支援が必要な事態を受けて
当協会が呼びかけた緊急募金に
たくさんのご協力をいただきました。

ユニセフの「子どもにやさしい空間」で笑顔を見せる子どもたち(トルコ)

ユニセフの「子どもにやさしい空間」で
笑顔を見せる子どもたち(トルコ)

支援事例1

自然災害緊急募金
(トルコ・シリア地震)

 2023年2月、トルコ・シリア国境付近で大地震が発生し770万人の子どもたちが被災。すでに13年にわたり紛争が続くシリアでは多くの人が支援を必要としており、給水所の設置や保健・栄養分野の支援、学校再開に向けたサポートなどを実施。トルコでも、災害時に子どもたちが安心・安全に過ごせる「子どもにやさしい空間」を設置し心のケアを提供したほか、予防接種や医療物資、家庭用衛生キットなどの提供も行いました。

支援事例2

ガザ人道危機 緊急募金

 2023年10月に武力衝突が激化した中東・パレスチナのガザ地区では、激しい戦闘によって170万人近くの市民が避難を余儀なくされました。この状況を受け、日本ユニセフ協会では「ガザ人道危機 緊急募金」の受付を開始。人々が必要最低限の水や食料さえ手に入らない暮らしを強いられるなか、ユニセフは飲料水や栄養治療食、衛生用品、防寒具などの提供から、医療用テントの設営、避難所の廃棄物処理まで、幼い命を支える広範な支援を続けています。

安全な飲み水を確保するため、順番を待って水の供給を受ける11歳の男の子(ガザ地区)

安全な飲み水を確保するため、
順番を待って水の供給を受ける11歳の男の子
(ガザ地区)

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