世界の子どもたちの状況と
ユニセフの活動をより身近に感じ、
ご理解いただくため、
さまざまな広報活動に取り組んでいます。

2023年度募金総額306億7,589万円、個人のみなさまからの寄付額254億円、緊急募金約62億4,900万円、年間10万ドル以上のご支援(法人)25団体・22企業、外国コイン募金1億930万円相当

世界の子どもたちの情報を発信

 世界約190の国と地域で展開するユニセフの活動や、貧困、災害、紛争などの要因で困難な状況に置かれている子どもたちのことを広く知っていただくために、プレスリリースやホームページ、SNS、資料、企画展示などを通じて情報発信を行っています。そして、子どもを取り巻く課題やユニセフの取り組みをより身近に感じていただけるよう、ユニセフ現地報告会や講演会、シンポジウムなども開催しています。また、子ども向けユニセフ学習資料の制作・配布、児童・生徒対象のユニセフ教室への講師派遣のほか、ユニセフ職員や各分野の専門家を講師に迎え、学生を対象とした国際協力講座を実施しています。

みんなのfor every child
~NHK Eテレで放送

 「みんなのfor every child」は子どもに向けたSDGs(持続可能な開発目標)教育を目的とした、NHK・ユニセフ・セサミワークショップによる共同キャンペーンです。 NHK Eテレ SDGs子ども番組「あおきいろ」の新シリーズとして2023年6月から放送中の「みんなのfor every child」では、NHK Eテレの子ども番組の人気キャストやキャラクターたち、それぞれが考える「すべての子どもたちに必要だと思うこと」を語ります。 「for every child――世界の子ども、一人ひとりに必要なことは?」。皆様も番組をご覧いただきながら、是非一緒に考えてみてください!

「子どもの権利条約」特設サイト、
リニューアル

 2023年11月、「子どもの権利条約」特設サイトが、新しく生まれ変わりました。

 新たなサイトでは、「子どもの権利条約の考え方」、「条約を守るしくみ」、「条約の歴史」などを説明しており、子どもの権利条約について理解を深めていただけます。また「子ども向けサイト」や「子どもの権利条約カード」、各条文の日本語訳(抄訳)など、おとなはもちろん、子どもたちにも分かりやすいコンテンツを提供しています。

 こども基本法の施行やこども家庭庁の発足をきっかけに「子どもの権利」に関する関心が高まる中、本サイトをご家庭や学校、職場などで広くご活用ください。

ユニセフハウス、
キッズデザイン賞奨励賞を受賞

 ユニセフハウス(2022年にリニューアルオープン)が、特定非営利活動法人キッズデザイン協議会主催の第17回キッズデザイン賞において、奨励賞(キッズデザイン協議会会長賞)を受賞しました。

 ユニセフハウスは、多様な状況に置かれる世界の子どもたちを取り上げ、これらの子どもたちとの「出会い」を通じて、子どもの権利やSDGsについて親子で学べる体験型展示施設です。今回の受賞はこうした展示内容が評価されたもので、授賞理由として「子どもの権利条約やSDGsを総合的に学ぶ場はまだ少ない。海外の子どもたちがどのような環境でどのような暮らしをしているかを学び、未来の主役である子ども自身が課題意識を持ち、どういう社会をつくっていくべきかを考えるきっかけを与えてくれる」との評価をいただきました。

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【啓発・アドボカシー活動】子どもの権利の実現へ